mixiユーザー(id:7369308)

2021年07月25日19:58

85 view

ラ・サマリテーヌ、仙台ホテル

連休のため、通っているフランス語講座はお休みです。そのため宿題がたくさんでて、その中にパリのデパートの開店についてのニュース映像を見て、その内容を理解するという課題がありました。何度も聞きながらこのデパートの開店がいかにすごいことか理解しています。

そのデパートはラ・サマリテーヌです。150年前にできたパリの老舗のデパートで、何でも揃うと言われたデパートですが、近年はイケてないデパートという印象だったそうで、15年前に閉店しました。LVMHグループが改修・改装を進め、創業150年の昨年オープンする予定でしたがコロナ禍で延期となり今年の6月についにオープンしました。ほとんどは改修ですが建物の一つは改装が行われ、日本の設計事務所SANAAが担当して、ガラスを使った斬新なファサードとなっています。
映像を見ると20世紀初頭の内装や外装が見事によみがえっています。

ラ・サマリテーヌはレオス・カラックス監督『ポンヌフの恋人』でポン・ヌフ橋に印象的に建っていました。映画では営業中のラ・サマリテーヌが映っていましたが、ロケではなく巨大なセットでの撮影であることを映画を観たあとに知って驚きました。
いつかはこのデパートに行きたいなと思って2013年のフランス旅行に訪れましたが、残念ながら閉店中でした。

仙台に住むようになって、このラ・サマリテーヌに似ているなと思った建物があります。仙台駅前の青葉通りにあった仙台ホテルで、老舗のホテルです。何度か利用しましたが内装は素晴らしく快適なホテルでした。しばらく前に取り壊されてしまい、駅前の青葉通りの様子はすっかり変わってしまいました。知人にこのホテルについて訊いても覚えておらず、仙台に長く住んでいるフランス語講座の先生もわかりませんでした。
仙台では味わい深い美術館が解体の危機があり市民の努力で踏みとどましたが、古い建物の改修利用があまり進んでいません。


写真左:フランス旅行で撮影した閉館中のラ・サマリテーヌ
写真中:パリの日本人向け新聞オヴニー・パリからラ・サマリテーヌの改装した建物
写真中:仙台ホテルの閉店の新聞記事
2 2

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する