チェコ選手団の集団感染　の雑感

チェコ代表選手団６人感染に首相「スキャンダル。理解できない」といら立ち
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=8&from=diary&id=6602398

チェコ選手団に帯同していたチームドクターが反ワクチン主義で、ワクチンを全く接種していない状況。選手団の方も　航空機内でのマスク着用やディスタンス確保といった取り決めを遵守せず。その結果、選手団内で集団感染が発生して出場辞退が続出。あまりのひどい展開にチェコの首相がキレている…みたいなニュース。

ちなみに、このチームドクターがオリンピック村で発見された感染者第１号らしい。


どこかのまとめで「チェコは東欧なのでワクチンはスプートニク∨。打ちたくないのは当然」みたいなコメントを見たのだけれども、チェコはＥＵ加盟国なってから十数年も経っていて、かつてのようなロシアの属国というわけではない。

使用されているワクチンも、ファイザー・モデルナ・アストラ・ジョンソンの西側四大ワクチン。チームドクターのワクチンを拒否に、スプートニク∨は関係ないだろと。


チェコのワクチン接種率。現在の数値は１回目５０％、２回目４０％とかなり優秀なように見える。しかし接種率の推移を見ると、１回目４５％を超えたあたりから新規接種者が急速に鈍っていて、１回目と２回目との差がみるみる縮まってきている。

まぁ「一定の接種率を超えると、新規接種者が頭打ちになってくる」というのは、どの国でも起きている現象なのだけれども、チェコは他の国に比べても頭打ちになるのが早いように思える。ワクチン懐疑派の割合が多いのかもしれない。

とすれば、チェコ選手団の集団感染は「なるべくしてなった」ということなのかもしれない。