崇道天皇社

■国重文の神社の屋根一部も　奈良市で工場や民家焼ける
(朝日新聞デジタル - 07月22日 22:42)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=6601874

　私がよく参拝する奈良の崇道天皇社の本殿が焼けた．．．と一瞬心配したが檜皮葺の屋根の一部が焼けたボヤ程度の被害で済んで良かった。
　こちらでは最近カラフルなデザインの御朱印を色々出すようになったので時々通っている。


　崇道天皇社は小ぢんまりとした神社であるが、御祭神が桓武天皇の弟で非業の死を遂げた早良親王であり、怨霊鎮魂系の神社としては最恐クラスの怨霊を祀っている。

　早良親王は光仁天皇が桓武天皇に譲位した時に皇太弟として立てられたが光仁天皇の死後に長岡京建設の責任者である藤原種継の暗殺に関与したと言う疑いで皇太弟を廃されて淡路島に流刑になる途次に死亡した。　桓武天皇の命令で餓死させられたとも無実を訴えて絶食死したとも言われる。
　その後疫病や天災が多発し、桓武天皇の近親者にも病を得て死亡する人が相次いだので、これは早良親王の祟りだと言う事になり、即位してない早良親王を崇道天皇として天皇位を贈り、且つ早良親王を鎮魂する為「崇道神社」「崇道天皇社」「御霊神社」「嶋田神社」等の神社が建てられた。