『シャイニー・シュリンプス！』、ミニシアターのトラブル対応

先日、『シャイニー・シュリンプス！』を観てきました。
競泳の選手であるマチアスは同性愛者への差別発言の罰として、ゲイのアマチュア水球チーム”シャイニー・シュリンプス”のコーチをすることになります。義務を済ませてさっさとコーチを終わらせようとするマチアス、自由なチームのメンバー、悩みを多く抱える両者ですが、世界大会を目指して行きます。

アスリートとして勝ちにこだわるマチアスと勝ち負けにこだわらずにチームで楽しく戦うチームのメンバーとの価値観の対立が面白く、水球の映像の物足りなさなど構成に難もありますが、割と楽しく観ることができました。ラストの葬儀で流れる"Holding Out For a Hero"が印象的でした。

この作品の上映の前の予告編で音声が小さいというトラブルが発生して、予告編が中断しました。スタッフから修理に10分ほどかかるので、待っていただきたいが時間がない方は払い戻し可能ですと説明がありました。この対応はさすがミニシアターと感心しました。
10分ほど経って予告編が再開しましたが、音声は相変わらず小さく、結局このまま本編の上映が始まってしまい、途中で音声が直ることはありませんでした。
上映が終わってもトラブルの説明はなく納得できなかったので、スタッフに説明を求めようと思いましたが、スタッフはカウンターで接客している一人だけで、その場では話しをすることができませんでした。

帰ってから劇場にメールで今回のトラブルの原因と対応の問題と今後の対策について確認すると2日後に回答があり、トラブルの原因は音声ケーブルの接触不良で、原因に気がつかず他の処置で直ったと思い込んだスタッフの対応ミスであったことがわかりました。
当日に装置トラブルについて説明があれば納得するのですが、問い合わせをして始めて説明するのはどうかなと思いました。スタッフの教育だけでなく上映終了後に劇場にスタッフを配置できないシフトにも問題があるように思いました。

以前、大きな地震で上映が中断したときは、系列のミニシアターで適切な対応をして感心したことがありました。
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1979130816&owner_id=7369308
私はこれらのミニシアターの会員で、よりよい上映をおこなって多くの観客が劇場に足を運ぶことに協力していきたいというスタンスです。これからも建設的な意見は述べていこうと思います。


写真は『シャイニー・シュリンプス！』のチラシ