ストリートライブ

7月はふと思い出すことがある。

25年前の春ごろ、ある女性からストリートライブをやりたいからとギター伴奏を頼まれた。
カーペンターズの曲を３〜４曲用意した。
7月のある日に決行！演奏場所とした三宮駅前の噴水の縁に座ったら熱さにびっくりした。
心臓がつぶれそうなくらいドキドキしたが、やってみると爽快で案外反応もそこそこあった。
ポートライナーの駅に向かう上の階から拍手が来たり、
外国人からリクエストがあったり、
演奏する横に来て一緒にハモる人があったりした。
場所を換えて、市役所の花時計のベンチに腰かけて演奏していると、年配のおじさんから「《ラブ・イズ・オーヴァー》をやってくれ」と声をかけられ、お金を差し出されたが、リクエストにはお応えできないし、お金も受け取らなかった。
流しとちゃうで〜！（笑）

その3年後の6月には村下孝蔵さんが亡くなり、8月だったろうか、追悼ライブとして、一人で三宮駅前の歩道橋辺りで述べ１４〜１５曲ほど歌った。
この時は反応も少なく淋しかったけど、村下さんへの思いを燃やし尽くせたことに満足できた。

ああ、30代だったし、若かったよなあ。
でも、チャンスがあれば、またストリートはやってみたいなあ。