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2021年07月20日19:54

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カトリーヌ・スパーク、ジャック・ベッケル『穴』

今年の1月にジャン=ポール・ベルモンドの特集上映が行われとても面白く観ましたが、その第二弾がまた予定されているとアナウンスがありました。
今回の目玉は『リオの男』、ベルモンド作品の中でもっとも人気があるそうで、楽しみです。キネマ旬報でも特集がありました。

面白そうなフランス映画の上映がしばらくありませんが、フランスの女優で1960年代に主にイタリアで活躍したカトリーヌ・スパークの特集がありました。知らなかった女優ですが、なかなか魅力的な女優です。
特集は『狂ったバカンス』、『太陽の下の18歳』、『禁じられた抱擁』、『女性上位時代』の4作品の上映で、そのうち『太陽の下の18歳』、『禁じられた抱擁』を観ました。
『太陽の下の18歳』はイタリアの島にバカンスに来た若者たちのできごとを楽しく描いた作品で、カトリーヌ・スパークはその中でフランスからバカンスにやってきた女性という設定で、楽しそうに演じていました。その後に共演した男性と結婚したと猪俣勝人/田山力哉「世界映画俳優全史 女優編」で知りました。
『禁じられた抱擁』はイタリアのモラヴィア「倦怠」を映画化した作品で、画家が若いモデルの女性におぼれていく様子を描いた作品で、モデルの小悪魔的な女性を演じるカトリーヌ・スパークの魅力が満載です。

カトリーヌ・スパークのフィルモグラフィを確認すると、デビューがフランスの監督ジャック・ベッケル『穴』でした。この作品は20年以上前に映画の自主上映活動をしたいたとき、日本での上映権が切れるということで、映画仲間とフィルムを借りて上映したことがありました。男たちの脱獄映画でとても面白遺作品です。カトリーヌ・スパークがちょい役で登場していたとは気がつきませんでした。
当時は宣伝用のチラシがなく、絵の上手なスタッフが写真を参考にオリジナルチラシを仕上げてくれたのが思い出です。

俳優についての情報は今ではネットで簡単に調べることができますが、当時は本で調べるのが一般的でした。重宝したのは「世界映画俳優全史」シリーズ、データはだけでなく著者のコメントがなかなか面白い本でした。
映画作品については調べるのは、「ぴあ シネマクラブ」という本でした。映画のタイトルから各種データとあらすじなどが分かる貴重な本で、旧作の映画を上映するときはこの本を参考にしていました。洋画8500本が掲載している映画の事典です。



写真左:カトリーヌ・スパークの特集のチラシ
写真中:ジャック・ベッケル『穴』の我々が作ったオリジナルチラシ
写真右:「ぴあ シネマクラブ」1993年版、当時は毎年発売されていました

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