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2021年07月18日19:49

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フランス語検定、フランス語講座

6月に息子が受験したフランス語検定4級の合格発表があり、合格していることを確認しました。マークシート式なので自己採点が可能で合格するのはわかっていましたが、ホッとしました。100点満点中83点で合格は60点以上です。合格率は80%以上で、割と合格率が高いのが4級の特徴です。

受験すると決まってか試験の範囲が習っていない文法範囲は週末に教えることにしました。複合過去、半過去、単純未来、ジェロンディフなど、学校の授業時間が半分なので習っていない文法項目が多かったですが、よく独学でマスターしました。
私が毎週受講しているフランス語講座の先生は私立女子高でもフランス語を教えていて、フランス語を履修する生徒の多くが4級を受験したそうですが、結果はどうだったのでしょう。高校で第二外国語を履修するのは私立高校ならではです。

フランス語講座では話すことと聞くことに力を入れています。聞き取りで難しいのがリエゾンやアンシェヌマンと言われる単語を繋いで発音する方法です。例えば数字を完璧に覚えても例えばユーロが後ろにくると、その数字が2ユーロなのか12ユーロなのか聞き取るのが難しくなります。何度聞いてもわからず、途方に暮れてしまいます。

リエゾンやアンシェヌマンの規則は文法として理解しているのですが、なぜフランス人はそうやって発音するのか不思議でした。規則を丸覚えで対応していますが、疑問は残ったままです。
先生に質問すると以下のようにやさしく説明してくれました。
フランス語は子音+母音は発音しやすく母音の連続は発音しづらいという特徴があります。そこから二つの単語を続けて発音することおこります。例えば、<<vous avez>>、英語の"you have"ですが単語ごとに発音すると「ヴゥ・アヴェ」となり、子音のsは発音していません。これは子音+母音・母音 子音+母音となるので母音の衝突がおこり発音しづらく、そこで読まない子音sを発音して子音+母音の組み合わせを作って「ヴゥ・ザ・ヴェ」と発音するということになります。

理屈はわかりますが、なんでこんな面倒な規則に従うのかと先生にさらに質問すると、日本人も500は「ごひゃく」、800は「はっぴゃく」と発音を変えるではないかと逆に質問されました。日本語を外国語として習うときにわかりにくいのがこの発音の変化だそうです。なるほど、規則はわかりませんが確かに読み方を変えています。
フランス語を学んで日本語の不思議さを知る機会が結構増えています。


写真は息子のフランス語検定の合格通知
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