教えて武上さん。

3期「プロレス地獄」。
ユメコちゃんと観戦に行った女子プロレスの試合に乱入してきたのは、先日父さんもハマってテレビで見ていた試合で見事な負けっぷりを見せていたタンク松竹。それもねずみ男がセコンドとして一緒に入場してきたもんだから目をまん丸くする鬼太郎親子。
スーパータンクとして再び現れた彼女は、彼女に引退の引導を渡した選手・茂草をリングに沈めて勝利するのだけれど、倒れている茂草を執拗に攻め、その様子を見たユメコちゃんは「茂草が死んじゃう！」と両手で顔を覆ってしまった。
ほっとくと大変なことになる、と親父さんに言われた鬼太郎さんはすぐさまダッシュでリングへ駆け出すと、リングサイドにいたねずみ男が向かってくる鬼太郎さんに気付いて驚きながらも鬼太郎さんを抱え込むようにして止める！←ここが萌える

「鬼太郎やめとけ、ケガするぞ！」

「うるさい!!」

さて、問題はこの次の鬼太郎さんのセリフです！
なんて言ってんのかずぅーーーーーーっと放送当時から聞き取れずにいて毎回悶々としているの……常にハキハキお話しされる戸田さんのお声なのにどぼちて聞き取れない……
それが今朝、突然するっと耳に入ってきた気がした！

「うるさい!!ほっとけるか!!!」

正解は「ほっとけるか」じゃないですか、どうですか武上さん!!!!?
と思ったのに、しばらくしてもう一度確認してみたら、あれ？やっぱり違う!!!!

じゃっとけるか!!!

にしか聞こえないーーーーーっ!!!!!!!!!

あぁぁ…こんな何十年もの間のナゾが、こんな一瞬で解決するはずがなかった…（笑）

あれか？ねずみ男の腕を振り払おうとしたちょっとしたいきみ声と一緒に「ほっとけるか」って言ってるわけ？
それとも「邪魔するな」と「ほっとけるか」って二つの言葉が一緒になって出ちゃった？

この後が多分に漏れず何回も何回も繰り返し聞いたけど、やっぱりどうしても分からない!!!!!!!武上さん、もうそろそろ正解を教えてくださいィィ……

はー、でもまぁ何度もねずみ男に抱きしめられる（語弊）鬼太郎さんを見られたから良しとするか（笑）　←バカ
いつもだと鬼太郎さんがやられに行こうが首を突っ込もうが「お節介め」と全く気にも留めないねずみ男だからこそのこのシーンの尊さなんです
「プロレス地獄」回、優しいねずみ男がいっぱい見られました！
この回は負けてばかりの女子プロレスラー・タンク松竹の運命を変え強いレスラーに変えて賞金を荒稼ぎしようと企んだねずみ男が、手相を変えることができる妖力を持つ吹っ消し婆に話を持ち掛けたことによって話が始まります。
ところが話を持ち掛けたのはねずみ男なんだけど、途中、吹っ消し婆のやり口に嫌気をさしたねずみ男が

「ワルにはワルの仁義ってもんがあるんだ！」

と言ってタンクを助けようとしたことから仲間割れ。吹っ消し婆の言いなりと化したタンクにボコボコにされたねずみ男は、同じくタンクにリング上でケッチョンケチョンにやられてしまって介抱されている鬼太郎さんのもとを訪れ、タンクを助けてやってくれ、とお願いするのでした
自分がタンクを巻き込むきっかけをつくってしまった罪悪感からなのか、妖怪挑戦状を用意しての鬼太郎さんとタンクのプロレスの試合でもしきりにねずみ男は鬼太郎さんの心配と応援をしてくれていたんだヨネ。
こんなときばっかりでズルいしそもそもズルいヤツだけど、やっぱりねずみ男が頼りにするのは鬼太郎さん。で鬼太郎さんはいつもねずみ男の期待に応えてくれる。
鬼太郎さんがねずみ男に言われて助けに動くのは「ねずみ男の為だけじゃない」と言っていたこともあったけど、普段のねずみ男の言動をよーく知っている鬼太郎さんがそんなねずみ男の言葉を信じて助けてくれるのは、自分のところへ相談に来るのはよっぽどのことだろうと分かっているからこそだろうね。

ただそれが罠だったりすることもあるから、油断ができない相手でもあるのだ!!!!（笑）

それも分かっているけれど、もしかしたら本当に人間が困っているかも、と思えばこそ騙される前提でも騙される覚悟でねずみ男の話を信じちゃう鬼太郎さんがエライ
話がネズキタになっちゃったけど、とにかくさらに手相の運命線を変えて吹っ消し婆にいいように操られそうになるタンクを助けるねずみ男がヨカッタのよ〜
たい焼きより甘いよ、と吹っ消し婆に毒づかれようとも、

「悪かったなタンク、これでもう自由だぜ」

と言って解放しようとしてくれたねずみ男
タンクにプロレス技でボロボロにされながらも鬼太郎さんのところへやってきて、

「吹っ消し婆に銀行強盗までさせられる」

ときっと怒られるのを承知でタンクの窮状を知らせたねずみ男。
タンクから手を引かせる為に妖怪挑戦状を用意の上プロレスで戦うことを決めた鬼太郎さんを心配し応援してくれたねずみ男。
タンクは妖力で強くなっているとはいえ、生身の人間。妖怪相手のように妖力で傷つけることはできない。プロレスの技で勝たなければ←鬼太郎さんの呟きママ、ってことで妖力を封じて対戦することになるわけだけど、ねずみ男も父さんも吹っ消し婆もみんな「妖力が使えなきゃ鬼太郎には不利だぜ」（ねずみ男さん談）と考えていたようでしたが、皆さん、なにを仰っておられますの!?
彼は3代目鬼太郎ですよ！
妖力を取られてしまった「かまなり」回の時のことを思い出してくださいな！

「ぼくは妖力だけじゃないぞ!!!」

って、妖力を取られたくせに（笑）かまなり相手に縦横無尽に駆け回って戦ってたじゃないですか（笑←因みに他期の対かまなり戦では妖力を取られた鬼太郎さん方はみんな動けなくなって寝込んでしまっていたので、3代目の元気の良さには笑うしかないのである笑）。
で、結果、ラリアット喰らってボコボコにされつつも、一瞬のチャンスをものにしてタンクにKO勝ちしたんだけど、「鬼太郎スペシャルこだま殺法」、あれってちょっと常人じゃぁできない技なので鬼太郎さんの反則だとチラリと頭をよぎった（笑）けど誰も文句を言わなかったしねずみ男が泣いて鬼太郎さんの勝利を喜んでくれたのでヨイのだ

どうでもいいことなんですが、タンクと戦うシーンでのやられまくる鬼太郎さんの様子、見ているとどうも山田を彷彿とさせるんですが…（笑）。
鬼太郎さんにぶん殴られた時の山田の表情に見えるからかちらネ…（笑）。
山田にタンクのラリアット喰らって欲しい（笑）。


そして恒例の、ラストシーンの鬼太郎さんの爽やかスマイルとお言葉

「頑張れば、運命は変えられるんですね！」

頑張ることに意味を見出せなくなっている昨今の風潮だけど、わたしは「頑張る」ことをバカにしたくないなと思う。
タンクは妖力で得たチャンピオンベルトを返上して、頑張って練習を重ねて今度は自力でチャンピオンのタイトルを手に入れた。そうして頑張ったのはタンクだけじゃなく、タンクを吹っ消し婆の陰謀から救い出すために鬼太郎さんだって地獄特訓をして頑張ってくれたんだ。
たまたま2人はそれぞれ頑張ったことで思っていた結果を手にすることができたけど、頑張りは常に返ってくるわけじゃなく、誰でも頑張りに応じた見返りを得られるわけじゃない。
だから頑張るだけムダだ、なんて思われるような時代だけど、思ったような結果が得られなくたってやったことにムダなんてないはずだからね。
大きな変化はなくたってやっただけの何かはきっと残っている。それに気付けるか、それを肥やしにして前を向けるようになるのか、きっと頑張りの効果っていうのはそこにあるんじゃないのかな。
タンクは自分も頑張ったけど鬼太郎さんが自分の為に命を懸けてぶつかってきてくれた、その頑張りに気付けたからこそ最後の最後まで試合を諦めずに貫き通すことができて勝負に勝つことができた。それは本当の意味でのタンクの勝利だったのだと思う。
頑張ることの意味は決して自分が求めていた結果を得るだけじゃないんだろうな、と改めて思ったし、だから頑張ることを放棄するのはよそうとも思った。

そうして、「頑張れば運命は変えられる」と言った息子へ、

「それが人間の素晴らしさじゃよ」

と教えてくれた父さんにも、わたしは伝えたい。

素晴らしいのは、運命を変えることが出来る人間だけではなく、それを教えてくれた鬼太郎さん、あなたの息子さんもなんですよ

と!!!!!!!
ま、父さんはそんなこと百も承知でしょーけれどもねーーー（笑）。

結局またおんなじまとめでした（笑）。
けど、ベタなことを教えてくれる80年代のアニメの良さを改めて感じました


ところで女子プロレスファンだったユメコちゃん、今もプロレス見てるかなぁ？
さしずめ今だったらWWEのASUKAを応援しているかちら？