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2021年06月24日16:37

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近所の新しい本屋、書評、猪木武徳「社会思想としてのクラシック音楽」

近所の大型スーパーに新しい本屋ができました。
くまざわ書店という全国に展開している本屋で、県内でも2店展開しています。近くに八文字書店という山形県の大きな本屋があるので、大丈夫かなと思っていますが、売り場面積が広くかなりの本をそろえています。コロナ禍ですが、少し椅子とテーブルを置いてじっくり本を選べるようにしたり、お奨めの本をわかりやすい配置やポップで紹介しています。

特徴的なのが、書評コーナーで、昔は多くの本屋で新聞の書評を張り出してその本を並べるコーナーがありましたが、新聞を読まない人が増えているので最近は見かけなくなってきています。この本屋では棚3つ分くらいのスペースに、朝日新聞、毎日新聞、日経新聞、河北新報の4社の書評を掲載して(なぜもっとも部数が多いY新聞はないのかしら)、扱っている本を展示していました。書評を読んで興味を持って買いに来る人にとってはなかなか魅力的です。

毎日新聞の書評は毎週楽しく読んでいますが、先週の書評に載ったのが猪木武徳「社会思想としてのクラシック音楽」です。書評は信頼できる三浦雅士、著者が経済学者であることに驚きながら、内容をとても面白く解説してくれます。社会思想とクラシック音楽と言えば、旧ソ連とショスタコーヴィチを思い出しますが、それこそバッハやモーツァルトの時代でも音楽家の社会思想は音楽と結びついています。この本では信仰における音楽の位置、芸術家と政治権力の関係、楽曲の形式や演奏形態における自由と秩序、音楽に現れたリベラリズムとナショナリズムなど興味深いテーマが多いです。

面白そうだなと思っていると、今週図書館に行ったときに新着図書のコーナーに並んでいました。早速借りて読み始めています。新着図書なのですでに3人の予約が入っているので、2週間で読み終える必要があります。「騎士団長殺し」もあるので、忙しい週末です、


写真左:くまがい書店の書評コーナー
写真右:猪木武徳「社会思想としてのクラシック音楽」
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