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2021年06月18日22:49

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「ポスト・トランプ」のアメリカ民衆運動の講演会のご案内

前日になってからで済みません。明日の講演会のご案内です。

◎「ブラック・ライヴズ・マター( BLM)第2波開始から1年ーポスト・トランプ」のアメリカ民衆運動」
主催 研究所テオリア 国連・憲法問題研究会講演会
講師 マニュエル・ヤンさん(日本女子大学教員。歴史社会学・民衆史)
2021年6月19日(土)午後1時半開場、2時開始
参加費 1000円
会場 ピープルズプラン研究所会議室(江戸川橋駅1b出口5分)
http://www.peoples-plan.org/jp/modules/tinyd1/index.php?id=5

私は参加します(15年程前からこの主催団体の会員として学んできました)。

現在の欧米中心の世界は、西ヨーロッパによる15世紀からの奴隷貿易、植民地政策から始まる暴力によって開始しました。当時世界の先頭にあった中国(明)や中東は他の地域の人たちや資源などを暴力で略奪、侵略することをせず、次第に被害者となった故に遅れをとりました。
欧米諸国はその後、国内の有色人種や「南」を野蛮視し、優越的な地位を誇っています。

欧米の諸国民が主張し私たちも同調する基本的人権の「普遍性」は最大のウソ、虚偽だと思います。

オリンピックは欧米が誇る「先進文化」の一例でしょう。先日の日記のとおり、近代オリンピックを創始したクーベルタン男爵はナチスドイツの熱烈な支持者であり、戦後のIOCの西欧貴族の幹部の多くもファシストの色彩が濃厚です。オリンピックが掲げる「平和」は偽善の様相が濃厚だと思います。

「遅れた人々、人種、民族」の犠牲が昨年来一層話題になりました。このことを忘れてオリンピックを楽しむ気にはなれません。この人たちはスポーツをする機会にも恵まれていません。先進国が提供した武器でこの瞬間も殺し合いをしている人たちのことも日記にしてきました。

これからの世界は、虐げられてきた人たちの巨大な告発と反撃の動きなしには語れないと思います。最早欧米日に追い付けず絶望している南の諸国を含む「虐げられた人たち」によるテロを「撃退」するだけでは未来は開けないのは明らかです。

講師は、論考を見る限りでは、日本で講義している研究者の中では今のアメリカの民衆運動を最も良く知る研究者だと思います。

20年5月25日に米国ミネアポリスでジョージ・フロイドさんが警官によって殺害され、ブラック・ライヴズ・マター第2波の運動が拡大して1年経ちました。コロナ禍を拡大させ、差別を煽ってきたトランプの再選を阻止するために、 アメリカの民衆運動は巨大な原動力になりました。しかし、警官による黒人殺害やヘイトクライムは依然として続き、コロナ禍は黒人やラティーノ系の労働者のコロナ死亡率が白人より高いというアメリカの社会状況を改めて浮き彫りにしました。

BLM第2波開始から1年のアメリカ民衆運動について、話していただきます。

▼講師プロフィール Manuel YANG
日本女子大学人間社会学部現代社会学科教員。専門は歴史社会学、民衆史。著書に『黙示のエチュード 歴史的想像力の再生のために』(新評論)、『BLACK
LIVES
MATTER 黒人たちの叛乱は何を問うのか』(共著、河出書房新社)、『経済的徴兵制をぶっ潰せ!
戦争と学生』(共著、岩波ブックレット)、ほか

●当日参加できます。
連絡先 研究所テオリア
東京都北区田端1-23-11-201
TEL・FAX 03−6273−7233
email@theoria.info
http://theoria.info

会場 ピープルズ・プラン研究所会議室
http://www.peoples-plan.org/jp/modules/tinyd1/index.php?id=5
東京都文京区関口1-44-3信生堂ビル2F
 江戸川橋駅1-b出口を出て、左手にドトールコーヒー、ファミリーマートなどを順に見ながら大通り(新目白通り)を5分ほど歩くと、「一休橋入り口」という交差点があります。そこを左に曲がって、道路の左側にある3つ目のビルです。1階は「武術 大気至誠拳法」、2階がピープルズ・プラン研究所です。※江戸川橋駅は、改札から1-bの出口まで地下道で3分かかります。


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