mixiユーザー(id:67090186)

2021年06月04日10:18

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今の尾身会長の姿はあの有名な山本〇〇〇のように見えます。

まず尾身会長には感謝の意を伝えたいです。
国家権力や企業からの圧力などに屈せず、国民の気持ちを
代弁してくださっていることに感謝しかありません。

尾身会長がおっしゃっている言葉は人として当たり前のことで
ありますが、その当たり前のことがまったく通用しなくなって
いる異常な状況だと政治家もすべての国民も気づかなければ
なりません。

この状況を簡潔にたとえるならば、内閣などの一部の権力者の
個人的な都合で、国民のほとんどが望まなかった戦争に突き進み、
本当に開戦してしまい、後戻りできなかった時代とまったく
同じだとということです。

そのような状況において、尾身会長は当初から同じ姿勢であり、
コロナ禍の東京五輪の開催を危惧して、本気で抵抗しておられる
ように思います。
国家権力や企業からの圧力の中で、あのような姿勢を貫かれる
というのは非常に強い意志と勇気が要ることだと思います。

その姿は、昔、海軍のトップであった山本五十六(やまもといそろく)と
いう方と重なるものがあります。

山本五十六は名将で知られていますが、実際にはアメリカとの
戦争には開戦直前まで、反対で抵抗しておられたことを知って
いる人は少ないのではないでしょうか。

山本五十六は戦争前にアメリカを視察して、その国力を目の
当たりにして、とても日本が勝てるものではなく、このまま
戦争すれば、多くの尊い命を犠牲することを察していました。

海隅のトップというと好戦的で、戦争をけん引したかのように
思われがちですが、そうではありませんでした。
もちろん、そういう軍人もいたかもしれませんが、山本五十六は
逆に戦争に反対していました。

にもかかわらず、内閣などの一部の権力者などによって
戦争への道へ突き進んでしまいました。
当時は時代背景などあり、仕方なかったところもありましたが、
内閣が絶対権力を持ち、国家総動員法や治安維持法で、末端の
国民まで最前線に駆り出し、特攻までさせた上、原爆を2発も
落とされるまで戦わせ続けたのは、まさに内閣の権力を内閣自身が
制御できずに招いた悲劇の典型だと思います。

今まさに、内閣がコロナ禍での東京五輪を中止できず、
制御できなくなっている状況です。
国民の声などまったく聞く耳を持たず、聖火リレーを
強引に実施して、開催に向けて突き進んでいます。
許しがたい状況です。

さらに許しがたいのは、この混乱を利用して、緊急事態条項を
追記する形で憲法改正に民意を誘導しようとしていることです。

皆さんは、病気を理由に身勝手に総理を辞任した安倍前総理が
最近しれっと憲法改正の最高顧問に就任したことをご存知でしょうか。
彼はコロナ対策には興味なしですが、憲法改正には執念を持っています。

そして多くの人は誤解しているようですが、自民党案の憲法改正
(緊急事態条項の追記)は内閣の権力を圧倒的に強くすることが目的です。
たとえば、コロナ対策の数々の失策への批判も、補償なしでの
自粛命令への批判も完全に封じることができます。

憲法改正は、周辺国の脅威に対抗するために必要だと鼻息荒く
言っている輩もいますが、実は一番の脅威は権力行使した内閣自身が
権力の暴走を制御できなくなってしまうことです。


■尾身氏「普通はない」発言、自民幹部反発「言葉過ぎる」
(朝日新聞デジタル - 06月03日 20:32)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=6541938
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