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2021年05月29日01:07

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「緊急事態宣言」再延長を決定 西村担当相と尾身会長が会見(2021年5月28日)

「緊急事態宣言」再延長を決定 西村担当相と尾身会長が会見(2021年5月28日)
https://youtu.be/Ko73q-WqkhY

というわけで、首相会見についてはニュースになるだろうから、その後に行われた西村大臣と尾身会長の会見を聞きながらメモをしたTwをコピペして再編集。「書きおこし」と言うほど大袈裟でないけど、多分要点のズレはないはず。まぁ、上にURL貼った動画も1時間程度のものなので、そちらを見てもらった方がわかりやすいかも。でも動画との差異があれば動画が優先されます(当たり前)。
なんというか、分科会の議論の焦点はもう、ワクチン接種が進んだときの「出口戦略」に移ってる感じなんですよね。政治政策的な面ではないけど、ワクチン接種が完了するまでの感染者を見つけ出す技術的手段と、現状のまん延防止等重点措置の問題点と。なんというか、エヴァでゲンドウと冬月が「勝ったな」「……ああ」と戦闘中に言っている感じ(,,゚Д゚)

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会見開始。まずは西村大臣から。首相会見と同じ内容とかニュースで分かる事っぽいのは略ね(,,゚Д゚)

・抗原簡易キットを高齢者施設などに配布、また80万回分を大学専門学校などに配布。症状のある人を速やかに検査
・PCR検査、20万件/日→36万件/日に増強
・北海道、沖縄にどうしても行かないといけない人に対して、新千歳と那覇空港で現地検査的なことが出来ないか検討中(註:FBでの高山先生の書き込みによると、那覇空港は確かもう稼働しているはず)
・水際対策、指定国からの待機期間を6日→10日に延長
・人流、東京昼みると、4/25に1月の緊急事態宣言より下がったがまた1-2月頃の水準に戻ってきている。
 新規感染者の減少で人流が発生しまた増える「情報効果」が悩ましいところ
・人流については、今の水準を維持出来れば、変異株の影響はあるがワクチン効果もあるので、なんとかなるのではないか
・夜の歌舞伎町、渋谷センター街は昼よりも落ちている。1-2月頃より更に酒、カラオケについては強い措置になっているのでここを維持して欲しい
・大阪神戸、人流はずっと低いままで、減少傾向に繋がっている.このままでいってほしい
・名古屋、博多は1月の水準。札幌はそれよりも遙かに低い水準まで落ちた。沖縄が昼夜共に1月より高い(夜の松山(註:沖縄の繁華街)は低いタイミングもある)

(尾身)分科会のディスカッション。宣言延長は満場一致。それよりも今後どうするかがほとんどの時間の議論。その結果のコンセンサス。ただステイホームや営業自粛の要請ではなく、科学技術、IT技術をフル活用する必要がある。ワクチン、検査、QRコードとスマホによる行動履歴による感染調査による都市部調査

(尾身)(地方では感染者の行動追跡が出来ているが)都市部で感染が起きている場所が分かっていない。(註:首相会見で保健所が疲弊している点に触れていた) 変異株によるチャレンジもあるので、これまで様々な問題で疫学情報が共有出来なかったのが、これまでの日本の問題点だった。
だが今技術やシステムはある。これを活用しないと。国と自治体に協力して当たって欲しい。これがコンセンサスの1つ目。

ワクチン接種が進むと、それほど経たないうちに予約待ちは早晩解消する。余裕が出てきた。Pf&Moに感染防止効果が期待出来ることが分かってきたので、その余裕を「感染予防」のために一般層にもスピードを上げて接種していく

(尾身)変異株に見合った強い対策をとらないといけない。店舗のCO2測定機器の補助などは休業支援よりも金銭負担は少ないので、いい機運になっている今、一気に加速して欲しい。コンセンサスの2つ目。

重点措置の発出プロセスが緊急事態宣言と同じになっている。法律の仕組みがそうだが、もう少し機敏に。これに法改正などが必要かは大臣に任せるが、簡素化、機敏な発令が必要。これが3つ目のコンセンサス。

(西村)支援策説明が漏れた。生活困窮者自立支援金。緊急小口資金貸付を受けられなかった世帯に単身18万円、2人世帯24万円、3人以上30万円を給付
住宅確保給付金など、各種支援金などを期限延長。

以上で説明終了。以下質疑

・首相会見で五輪もイベントの制限の転用を言っていたが可能なのか?
→(西村)現在、どれだけの人数がどれくらい動くのか、ホストタウンなどプレ期間も含めて調査をしている。50%ならこれまでの調査などで感染の急拡大などはないと判断している。選手、関係者、メディア、観客の感染をどう防ぐか引き続き検討するが、プロ野球やJリーグよりワクチン接種率、選手関係者の検査頻度は高いのでより安全なはず。あとは観客側の移動など。五輪以前の話で、どれだけ感染者数を抑えることが出来るか。それで医療機関の余裕の確保も必要。丸川五輪相、岡部、斎藤両医師にも入ってもらって検討している
(尾身)オリパラの感染リスクは、スタジアムではなく地域のコミュニティにあると思っている。地域でのイベントやパブリックビューイングなどでの接触機会の増加が、変異株と相まってリスクになる。この接触機会を極力最小化することが求められる。そのために国と自治体が対策を出して国民が協力することが大切

・人流が徐々に増えている中で対策が変わっていない点について
→(西村)東京なども戻ったが協力を得られてまだ1-2月と同じくらいの低い水準。その頃より、酒の提供停止カラオケ停止と科料という強い対策をとっている。協力金の遅れは都道府県に早期給付を要請している。昼についてはテレワークをやれるところはやって欲しい。土日の昼は休業要請を続けることで引き続き抑制を図る。
北海道も強い措置の域外(註:室蘭)でクラスタ発生などがあるので、全道で規制する方向になっている。
7/10にワクチン1回目接種がかなりの割合で終わるので、感染予防にも相当の効果が期待出来る(mRNAワクチンの感染予防効果については既に米CDCが発表している)PHEでイギリスの状況を見ると、ロンドンでB1.617.2(インド株)が50%くらいになっても感染者は減少している。
高齢者はやはり大手町までは大変で地元で接種の方向なので、自治体と打ち手希望者とのマッチングを行っていく。ワクチン接種までの若年層対策は検査キットでの早期発見ですすめていく。今後のワクチンの効果を伝えると同時に、B1.1.7(英国株)などで若者も発症することや各種後遺症についても丁寧に説明したい。その情報をインフルエンサーなどを介して正確な情報を提供したい。その上で、検査をすすめながら、複数のチャネルでワクチン接種をすすめたい。思っているより若者の接種の機会は早くなりそうなので、職域など様々な接種のチャネルを増やしたい
(尾身)B1.617.2は、1.5-2ヶ月で置き換わる。うまくいくとそのタイミングは高齢者の接種が終わること。COVID-19そのものは、年を越えても全く消えたりはしない、パンデミックからエンデミックになる。ただ、高齢者接種が終われば重症者が間違いなく減る。緊急事態宣言を3度も出してきたのは、感染者ではなく重症者で医療が圧迫されたので。1年以上辛い思いが続いてきたけど、もうそう長くない期間で、ワクチン待ちも解消し、若年層の解放にも繋がる。もう一踏ん張り。B1.617.2の感染が広がる前に、ワクチンを接種していれば、感染予防効果もあるいいワクチンなので、なんとかそれを達成したい。もう少し。

・B1.617.2の感染拡大が起きてしまった場合の最悪のシナリオが知りたい。空気感染も起きているのではないか?
→(尾身)個人のレベルの感染予防策がより厳密に必要だったし、時間の滞留の概念や換気も大切(ただ、空気感染だとこんな感染状況ではない。マイクロ飛沫、エアロゾル感染)になっていた。ワクチン接種まではその辺りが大切。

・五輪についての議論を知りたい
→(西村)開催についての議論は起きていない。ただ人流が増えるというコメントはあった。蔓延防止については議論があった。(蔓防の発令に際しても)国会への報告や分科会に諮るなどの手順があるが、知事から自分たちの判断で措置を行いたいという要望もあると思う。私権の制限が伴うので、どう変更するという考えは今はないが、政府のスピードアップについての対応を検討したい

といったところで、こちらの会見も終了。

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という感じ。
なんというか、東京オリパラについてはもう概要の検討は終わっている感じで、少なくとも分科会では議論にもなっていないし、少なくとも分科会などの専門家が「開催が難しい」みたいな事はいっていない。首相会見でも、メディア取材陣についても宿泊施設の指定、会場移動に専用バスなどを用意し公共交通機関の使用禁止、一般市民との接触禁止、と、前に言及された時と同じ、関係者や取材陣についても「バブル」に入れることを明言していたし、違反者の資格剥奪、国外追放も言及されていた。今週、参加ボランティアスタッフについてもワクチン接種が行われる報道もあったし、尾身先生の言うとおり「感染リスクはスタジアムよりは地方のコミュニティの方が高い」んだよねー。それも、開催されたとして、入場者数やイベントガイドラインが適用されるであろう代々木公園とかのパブリックビューイングとかよりは、サッカーなどの勝利とかで自然発生的に渋谷スクランブル交差点に人が集まったりみたいなマネージメントされていない「密集」「人流」のほうが圧倒的にリスクが高い。そこを各自治体がどうコントロール出来るか(,,゚Д゚)

あと。「まん延防止等重点措置」についての西村大臣と尾身先生の発言の違いでも分かるように、政府が分科会を無視しているわけでも、分科会の言いなりにもなっていない。ただ、「まん延防止等重点措置」で行える措置もかなり強力(なので特措法改正時に付帯決議がついた)だから、私権制限に一定配慮するように手続きは定められているし、そこを安易に変えるのはそれはそれで問題はある。医師法についても今回の実績で次回以降もワクチン接種で救急救命士や技師も今後もOKとするのか、法改正が必要なのか。たぶん、今回の緊急事態宣言解除時には間に合わない(来月で通常国会閉会だし、通す法案は山ほどあるし)けど、今の範囲で出来る政府の対応でのスピードアップは検討しているし、そこに尾身先生も足を踏み込まない。
まー、とはいえ、平時に戻ったらそういう「緊急時のための法改正」ってなかなか進まないんだよなー(なぜかは書かないけど)(,,゚Д゚)

そんな感じで。
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