mixiユーザー(id:8012673)

2021年05月25日16:51

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オリンピックの中止を求めるとともに、平和を根本から考えたい

東京オリンピックの中止を求めます。
理由1
開催までに患者数等が減少したとしてもその後予想される事態も含め日本は開催に耐えられないと思います。
理由2
IOCの「平和のためのオリンピック」という目的と逆の暴力性、利権構造、貴族性、偽善とそれに加担する日本の共犯関係を弾劾します。

コロナ禍は社会、国家、世界の目的は「どんな人も持っている人間の尊厳」を真剣に実現することだと教えてくれたと思います。考えてみればごく当然のことでした。教訓を生かしたいです。

オリンピック憲章;
「人間の尊厳の保持に重きを置く平和な社会の推進を目指すために、人類の調和のとれた発展にスポーツを役立てること」

世界、特に蔓延が収まらずワクチン接種も遅れているいわゆる「南」の諸国の人々の「人間の尊厳」を侵害します。日本企業が多く進出しているインドのことは割と報道されていますが他の諸国の惨状にも目をそむけたくなります。オリンピックどころではありまえせん。

「平和」の推進にも反します。平和とは最狭義では戦争がない状態ですが、オリンピックの開催を中東やアフリカで現に進行している戦争ないし戦争状態を一時的にでも停止する話には全くなっていません。
近年始まり、第二次大戦後最大の死者である600万人を出し今日も続いている戦争であるコンゴにおける第一次アフリカ戦争は日本では報道すらされていません。

平和の看板の偽りです。古代オリンピックでは停止していました。

「平和」の意味の通説は「あらゆる暴力、貧困、抑圧、差別など構造的暴力のない状態を意味します(「積極的平和」。日本国憲法前文にも明記されています。
コロナ禍の蔓延と対策の遅れの下で開催することはこの意味の「平和」に反します。

そもそも、1896年にアテネで始まった近代オリンピックは「平和」を掲げてはいますが名目でした。
創始したフランスのクーベルタン男爵はかなりの白人至上主義者であり、「人種はそれぞれ価値が異なり、他のすべての人種は優れた本質を持つ白人に忠誠を誓うべきである」という発言を残しています。同時に、クーベルタンは自らを「狂信的な植民地主義者」とも称しており、「フランスの植民地時代の栄光を取り戻せというスローガンのもとフランスの植民地拡大を画策していました。さらに氏はドイツのナチス党の熱烈な支持者でもあり、1936年に開催されたベルリン五輪については「ヒトラーの熱意とリーダーシップがもたらした、素晴らしい大会」と絶賛しているます。

この経緯が殆ど反省されることなく、IOCはそもそも、ヨーロッパの貴族階級の人たちが集まって作った団体に過ぎません。国際機関の1つではありません。

ここに、古代オリンピックの名残、すなわち、上級の人間たちが平民に格闘技、戦車競走や兵器としての馬、槍投げといった戦争で実際に使用される乗り物・動物・武器を用いたものを使って競争させた残酷性も散見されます。

象徴的な出来事があります。東京大会のマラソンを真夏の東京でやることを懸念した日本の世論にIOCは一切耳を傾けませんでした。2019年9月、ドーハで行われた世界陸上で、深夜にもかかわらず高温多湿の中で走った女性選手たちが次々と倒れ、全体の40%が棄権する事態となりました。ここに至ってようやく、IOCの委員たちは札幌の開催を決めました。

暑熱下の東京のマラソンに当初拘っていたIOC委員たちのある意味の暴力性、残酷さが、バッハ会長の「犠牲を払ってもやる」、コーツ副会長の「緊急事態宣言下でも開催する」という発言にも反映していると感じるのはうがちすぎでしょうか。

あれほど「平和」を叫ぶ内外のオリンピック関係者が構造的暴力の解決に熱心でないどころかその名目で巨額の利権に群がって私腹を肥やし世界の名誉職として権威ある地位を維持、気が遠くなるような贅沢三昧の優雅な一生を続けていることを徹底的に糾弾したいと思います。

私たちのとってスポーツをすることは心身の健康のために不可欠です。オリンピックを続けるならば世界の人々が実際にスポーツができる環境作りにつなげるべきです。
現実は国別のメダル競争など国威発揚、ナショナリズムの発露になっている側面が多きすぎます。

IOC幹部の特権 1泊300万円の宿に4万円で宿泊、差額は組織委が負担
https://www.bing.com/search?q=ioc%E5%B9%B9%E9%83%A8%E3%81%AE%E7%89%B9%E6%A8%A9+1%E6%B3%8A300%E4%B8%87%E5%86%86%E3%81%AE%E5%AE%BF%E3%81%AB4%E4%B8%87%E5%86%86%E3%81%A7%E5%AE%BF%E6%B3%8A%E3%80%81%E5%B7%AE%E9%A1%8D%E3%81%AF%E7%B5%84%E7%B9%94%E5%A7%94%E3%81%8C%E8%B2%A0%E6%8B%85%EF%BC%88news%E3%83%9D%E3%82%B9%E3%83%88%E3%82%BB%E3%83%96%E3%83%B3%EF%BC%89+-+yahoo%21%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9&form=ANNTH1&refig=4ca2106867ae4911b550173e4becacf6

バッハ会長をはじめIOC(国際オリンピック委員会)や各競技団体の幹部は5つ星ホテルでの“貴族生活”が約束されている。  東京都は大会期間中に「The Okura Tokyo」「ANAインターコンチネンタル」「ザ・プリンス パークタワー東京」「グランドハイアット東京」の4ホテルの全室を貸し切り、IOC関係者に提供することを保証している。 「The Okura Tokyo」には、国内最高額とされる1泊300万円のスイート(720平米)があるが、IOC側の負担額の上限はどんな部屋でも1泊400ドル(約4万4000円)までと定められ、差額は組織委が負担する(最終的には国民の税金)。
日本の組織委幹部の待遇も破格だ(以下略)。

最終的には国民の税金なので気楽な側面があるようです。

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