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2021年05月20日18:45

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成長戦略の話

■企業の資金支援拡大=成長戦略で政府検討
(時事通信社 - 05月17日 19:01)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=6520872

いつも読んでいる経済系メルマガより。
ムラ社会の創出だけは得意な日本社会。そろそろ変えないと。

●政府が6月にも決定する成長戦略の骨子案が分かった。先端的な半導体や蓄電池の国内生産拡大に向けて集中投資を促す方針を明記した。「経済安全保障の確保」を掲げ、製造技術の開発支援に充てる予算を積み増し、企業の工場新設を後押しする。米国の有力メーカーを誘致し、日米連合でサプライチェーンの強化をめざす。
 日本経済新聞 2021年5月19日 
   __________

★このニュースに対するWEB版記事コメントには「スピード感と投資額ともに日本は腰が引けている。」というのがありました。同感です。

私はこの政府の政策は失敗すると考えています。

日本の産業支援は特徴があります。
資金支援を、個別企業にはしないことです。

税金を私企業に渡すと、えこひいきや利益誘導と批判されるので、多くはいくつかの企業が集まる共同体を設立させ、その共同体に対して資金が支払われます。

省庁のタテマエは、えこひいきをせず、公平にするための共同体支払いですが、本音は、天下り先を確保することです。

受け皿の共同体では、利害の異なる各業界社が違った思惑を主張するため、
音頭を取る人物が必要です。それで監督官庁から天下りした人に長をさせます。

監督官庁も天下り人も、事業の事は分かりませんので、各社の思惑を統一して困難に向かわせることは出来ません。
結論が出るまでにかなり時間がかかります。

結局、産業への支援金はどぶに捨てたと同じ事になります。
経産省をはじめ、各官庁の産業支援の歴史を顧みると失敗ばかりです。

いいえ、各省にとっては失敗ではなく、成功の歴史です。

省にとって最も大切なのは天下り先を増やすことであり、
これを達成した人が偉くなれるのです。

こうした役所の掟を知ると、なぜコロナ禍が収まらないかが分かります。
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