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2021年05月18日21:11

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細坪基佳「最上川TSUBOくだり 2021」Part1

最上川ツボくだりは2012年、2015年、2017年、2019年に続き、5回目の参加になります。今年は、ピアニスト妹尾武さんが参加とのことで期待に胸膨らませてましたが、期待以上に素晴らしい二人の演奏クオリティを、地方で見られることの贅沢さ(コスパ良すぎ!!)に、感無量!!なかなか自由にコンサートに行けないこのご時世もあって、生演奏を間近で体感できる幸せが感動をより深くするのでした。
ここ2年、コロナ禍でイベント会社の方々はご苦労されたことと思います。終演後の上野社長から、来客への謝辞には胸が熱くなりました。
2日目、妹尾さんが「ニューシネマパラダイス」の愛のテーマを弾いてくださいましたが、あの映画のテーマ同様、音楽(芸術)は人生に喜びをくれます。
これからも、ステージアンサンブルが、東北の地に音楽の光を灯し続けてくれることでしょう。
2年後も4年後も6年後も、この「TSUBOくだり」が開催される限り、足を運ぼうと心に決めて新緑の山形をあとにしました。

以下ネタバレ
フォト


セットリスト
高畠5・13 鶴岡5.15            ※< > は鶴岡で変更あった曲

1、うたことば
2、風の轍
3、バス停まで
4、ばーじにあ・すりむ
5、忍び寄る秋に
6、僕はただ君を想う
7、ほたる
8、ラフマニノフ・パガニーニの主題による狂想曲 <ニューシネマパラダイス>
9、追想
10、恋心
11、枯れない花
12、白い冬
13、風来坊
14、セクシー                    <時の足音>
encore
15、やさしさとして想い出として
16、花束
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山形5・16
1、うたことば
2、風の轍
3、ばーじにあ・すりむ
4、白い冬
5、もの憂げな10月
6、ほたる
7、ラフマニノフ、ピアノ協奏曲2番
8、 僕はただ君を想う
9、忍び寄る秋に
10、追想
11、時の足音
12、枯れない花
13、風来坊
14、花束
encore  
15、やさしさとして想い出として
16、明日が来るから
  ※1は細坪さん一人のギター弾き語り。7、8は妹尾さんのピアノソロコーナー
          

〇青春の鎮魂歌
初日、妹尾さんが登場し、「風の轍」夜想曲アレンジ風に弾き出した瞬間、美しいピアノの旋律にも脳内に幸福物質が流れっぱなし。音楽の神様MUSEに取り込まれていくみたいに、歌詞の情景が鮮やかに目に浮かび、混沌とした思春期の痛痒が蘇って来て、すっかり現実から遠いところに跳んでました。
二日目は、木精バージョン風にアレンジされ、3日目はさらに木精テイストが強くなり、スリーフィンガーの余韻を残し演奏が終わるという・・・・
夜想曲アレンジも大好きですが、人生で一番好きなアルバム「木精」信者の私なので、改めて私が細坪さんの音楽にはまった原風景が呼び覚まされ、あの頃の感動が蘇って来ました。

〇ふきのとう曲
妹尾さんはふきのとう曲は基本、オリジナルに忠実ですよね。でも少し妹尾さんらしい味もあって、懐かしくも新鮮です。
コーラスの音程が安定してるし、ピアノが素晴らしいので、唄いなれた曲とはいえ、細坪さんの歌唱も平時より昂揚を感じ、冴えてました。
白い冬、Wooのコーラス真ん中のコードDを意識した感じがいいなあ。
ばーじにあ・すりむも、ジャズ風に洗練されてて、低音のコーラス最高!! フィンガースナップかっこいいvv
割とピアノ伴奏だとバラード優勢になりがちですが、風来坊はリズミカルで楽しい。
やさしさとして想い出として、イントロの華やかさがイメージ通り。ふきのとうの代表曲だったことを思い出し、うるうる来ます。

〇忍び寄る秋に
これは3日間とも「15篇の物語」バージョン、心震わすピアノアレンジ。この曲はもはやフォークじゃないです。伴奏にシンクロした細坪さんの情感豊かな歌唱で、気分はすっかりロマンス映画の世界でうっとり。
ちょうど背景が洋館の石作りの門のようで、お二人にイタリアに連れて行ってもらってる気がします。
この感じは、「カサブランカ」?「ローマの休日」?「哀愁」?
でも、この曲は女性が心が大きくて愛ゆえに身を引く側なんだよね。う、改めて言われるとそういうシチュエーションの洋画って、とっさに思い浮かばないなあ、「ロミオとジュリエット」??違うな、不倫ものだとすると・・・・うーん、うーん、まあいいや。とにかく、美しい海辺で刹那の愛に身をゆだねる訳ありの男女が切ないです。
初日と二日目は、ウィスキーはお好きでしょのフレーズから、忍び寄る秋に、のイントロに繋がってて、妹尾さんのサービス精神と、思いついたイメージを即演奏できる才能は異能者の領域。クラシックもポップスも歌謡曲もジャズもなんでもありなんですよね。
妹尾さんのお父様は、演奏家ではないんだそうですが、広いジャンルの音楽を聴いておられる方で、ふきのとうも聞いてて、「忍び寄る秋に」を気に入ってんだそうです。おお、数あるふきのとう曲の中で、この曲押しとはなんとお目が高い。いやお耳が高い。

〇泣きたい気分に
「追想」「枯れない花」
若い頃は悲恋ソングに切なさを感じたものですが、愛する人、家族との永別の瞬間を思うと、悲恋よりも、切なく我がこととして感じてしまう、そんな年代になったんですね。
不織布マスクは涙や鼻水を吸収しないので、泣きたい気分の時困るんですけど、今回はDweさん作成の布マスクで2重マスクにしてたので、助かりました。

フォトフォト

高畠町文化ホールの近くに「犬の宮猫の宮」があるっていうんで、行ってみましたが、犬の宮はあったけど猫の宮は見つからなかったです(ノ_<)
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開場から開演まで1時間あるので、座席でぼんやりBGM聴いてました。イーグルス??なんか切ない気分になりました。
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やっとツアーTシャツ来て、コンサート行けました。
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