■再生エネ比率を倍増へ、原発は据え置き エネ基本計画
(朝日新聞デジタル - 05月13日 20:05)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=6516588
いつも読んでいる経済系メルマガより。
やはり原子力ムラを維持したいという事なのだろう。
凡庸な悪という言葉がピッタリ。
●昨年末からの寒波で全国的に電力需給が切迫した問題を受け、経済産業省などが次の冬に備え対策の検討を進めていることが分かった。全国の電力供給を調整する電力広域的運営推進機関がまとめた供給計画で来年2月に需給が厳しくなると予想しており、大規模停電や節電要請を避けるべく官民で対応を急ぐ。
夕刊フジ 2021年5月13日
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★最初にクイズです。日本の発電量を電源別にベスト10を言ってください。
意外にも太陽光発電が2位で、日本の電力の10%を占めています。
https://bit.ly/3hnCSuw
水力揚力風力地熱などの再生可能エネルギーを合計すれば、日本の電力の
4分の1が再生可能エネルギーで賄われています。
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電源 実績(2021/1/8)
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火力 11,933
太陽光 1,747
揚水 1,560
水力 688
原子力 296
風力 211
地熱 38
その他 539
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全国合計 17,012 万kwh
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ここで大きな問題が発生しました。
再生可能エネルギー代替が進んでいた米国テキサス州を襲った寒波によって、
太陽光発電などの再生可能エネルギーの発電送電が止まってしまって大停電に
なってしまいました。
この影響で三星電子などの半導体工場もしばらくストップしてしまい、
自動車向けを中心に半導体不足が拡大しました。
日本も危機に突入するところでした。
電力の7割を賄う火力発電の原料のLNGが備蓄や輸入から得られなくなって
しまい、原料不足から発電できなくなる一歩手前になったのです。
幸い、当時の天気が良かったので、太陽光発電の電力が最大供給できたのですが、もし、曇りや雪などの荒天が続いたら、太陽光発電はできなくなり、全国的な
大停電になっていた可能性が十分にあったのです。
安定した電力量の供給に問題のある再生可能エネルギーの利用率の高まりの課題が喫緊の課題として私たちに突き付けられているのです。
つまり、各電源の発電者に「安定電力供給」を義務付けることです。
晴天の日中だけ売電するのは禁止され、一定量の電力備蓄をして、
24時間365日同じ量の電力を供給することが求められます。
難しい話ではありません。中古落ちした電気自動車のバッテリーを数万数十万個
集めて繋いで、発電した電力で備蓄しておけばよいだけです。
今の電気事業者は、こうした準備をしていないだけなのです。
電力備蓄設備を設ければ、原子力発電の最大のメリットである「24時間365日安定電力供給」が意味を持たなくなってしまうからです。
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