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2021年05月11日19:49

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『ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりから』

フランス語講座を一緒に受講している方から、時々お薦めのフランス映画の情報が送られてきます。今回届いたのが『ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりから』、彼女のお気に入りの男優が主演する作品で、ラブ・コメディを久しぶりに観てきました。

舞台はパリ、高校時代にお互いに一目惚れしたラファエルとオリヴィアはその後結婚してラファエルは小説家、オリヴィアはピアニストを目指し仲良く暮らしますが、ラファエルの書いた小説がヒットしてお互いすれ違うようになります。大喧嘩をした次の日、ラファエルは違う世界に迷い込んで、まったく別のオリヴィアに出会います。

自分が国語の教師で妻だったオリヴィアが人気ピアニストのパラレルワールドに迷い込むという奇想天外の内容で、迷い込み方にも無理があるのですが、それはそれとして二人の物語がなかなかよくできていて、とても楽しむことができました。
主演の二人が魅力的で、オリヴィア役のジョセフィーヌ・ジャピが二つの人生を生きる女性を好演しています。

ラストでラファエルがオリヴィアに残すメッセージが印象的です。
このメッセージは直接法未来完了と接続法現在という法と時制を使った文章で、フランス語習っていると、こんな急いでいるときもきちんと文章を書くのだなと感心してしまいました。
原題は<<Mon inconnue>>「私の知らない女性」、フランス語のタイトルは直接的ですが、今回は原題の方がしっくりきます。

この映画を観て思い出したのが、クリストファー・リーブ主演の『ある日どこかで』です。これはある昔の写真の女性に恋して、タイプリープする方法を体得して女性と出会う作品です。時間を跳躍するということはさておき、恋愛映画としてよくできた作品でした。ジョン・バリーの音楽も素晴らしかったのを覚えています。


写真左:『ラブ・セカンド・サイト』のチラシから
写真中:『ラブ・セカンド・サイト』のパンフから
写真右:『ある日どこかで』のサントラから

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