ワクチン接種開始？

　どうやらうちの病院でも、新型コロナのワクチン接種が出来るようになったらしい。看護師さんが、患者さん一人一人に、家に届いた問診票を書いて持ってきてくださいと連絡している。診察券っていうのかな、それにはいついつワクチンが打てますっていう期日は書いていないそうなので、順番などは病院側で調整して連絡する形になるのだろう。
　病院通いをしている人間にはこうして病院が段取りを組んでくれるが、健常者は近場の病院で自分で予約を取らないといけなくなる模様だ。高齢者だけでもかなりの人数がいるし、順番が回ってくるの、結構後回しになるんじゃないかな。高齢者の次は基礎疾患者(つまり私らである)になるそうだけれど、予定通り七月中に終わるんかね。
　父親の診察券は届いているかと、父の留守宅に行くと、かなり分厚い封筒が無造作に投函されていた。これを父のいる施設に転送しなければならない。問診票はもう私では代筆できないので、これも施設に全部お任せである。注射が大嫌いで、インスリン注射も拒否して投薬だけで何とか凌いでいるようなワガママ人間だから、ワクチンも拒否して暴れやしないかとちょっと心配。

　糖尿病の治療の方は、前から通院していた病院の方で継続。透析の方は腎臓内科で、糖尿専門ではないから、ということだそうだ。２ヶ所に通うってのも面倒で、本当は一本化したかったんだけど、近場で療法担当してくれる病院がないのだから仕方がない。
　入院していた総合病院は両方担当できるんだけれど、そこは送迎バスは出ないのである。どこも帯に短し襷に長しなんだよなあ。福岡市民、自分たちは都会に住んでるって思い込んでる人が多いと思うけれど、病院環境的にはそこまででもないんだよね。しかしもっと田舎で、病院自体ろくにないってところに住んでる人は、うっかり病気にもなれないってことなんだよなあ。
　地方の方が医療崩壊の恐怖は大きいはずなので、ともかく「他県人は来ないでください」って要請するしかないわけである。でも必要至急の要件で移動する人は必ずいて、人流を止めるなんてどう考えても不可能な話だ。ホント、ワクチンの普及を迅速に図ってもらうしかないんだけど……。
　これからどんどん「ワクチン接種が間に合わずに亡くなる人」が出てくるよ。言い出したらキリがないけれど、行政の無策が感染拡大の一番の原因になってることは否定できないよね？

　今日の透析で、先日、血圧が上がりすぎた話をしたら、投薬の量を調整された。血圧を上げる薬を、前回のものよりやや効果が弱いものに代えた。ところが今度は夕方には血圧が100くらいまで下がってしまい、やっぱりふらふらするのである。ちょうどいい塩梅の薬ってのはないものなのかねえ。