mixiユーザー(id:1846031)

2021年04月25日03:37

88 view

透析6回目、最後。

 入院中の透析はこれで終わり。
 今回も途中で血圧が下がってしまった。それどころか、看護師さんが機械のメーターを見て、「今、一瞬、呼吸が止まりましたよ!」と驚いている。どうもウトウトして、瞬間的に意識が途切れたらしい。「睡眠時無呼吸症って診断されたことはありませんか?」と聞かれたが、鼾はうるさいが息が止まったことはないはずだ。「いえ、ありません。調べてもらったこともありますが、問題ないと言われて…」「念のため、眠らないでくださいね。テレビをしっかり見て!」
 幸い、『トリニクって何の肉』をやってたので、退屈で眠くなることはなかった。
 この番組、結構好きなんだよね。常識知らずの平成生まれをバカにする番組のように見えるけれど、むしろ「常識の落とし穴」を指摘してくれる面があると思っている。九州七県の名前を言えって問題とか、関東圏に住んでたら一つ二つは思い出せないでしょ。私も関東全県言える自信はない(え〜と、東京、千葉、群馬、茨城、埼玉、神奈川、あと何かあったっけ? 山梨や静岡は関東に入るの?)。
 眠らずに済みそうだったが、万が一を考えて、水抜きを少し抑えることになった。
 予定よりも痩せ損なっちゃったな。

 ここだけの話(全体公開しといてここだけも糞もないが)、入院前の体重は100キロを超えていて、呼吸もままならないくらいだったのだ。それが2週間で10キロ減の90キロ。全く水ぶくれにも程があるってものである。
 目標は80キロなので、本当はもっと水を抜いていかねばならないのだが、一度に抜ける水の量は、1〜2キロが限度。それ以上だとやっぱり目眩を起こして.しまう。ぼちぼち行くしかないのである。

 いつもは6時間は掛かっていた透析、今日は5時間で済んだ。透析室では処置をしてもらうのに順番待ちしなくてはならないのだが、それが早かった。しかも今日の担当医さん、針を射す手際が実に早い。私は人より皮膚が分厚いらしく、なかなか針を射せずに失敗されることが多いのだが、今日は2本連続して一分も掛からなかった。他のお医者さんや看護師さんには悪いが、注射ひとつ取っても、「当たり外れ」はあるのである。
 更に透析が終わって抜針、止血する時も、看護師さんは針を連続して抜いて同時に止血する早業。何だこのテクニック。これまでの看護師さんは一本抜いて止血、また一本抜いて止血と、各15分ずつ掛けていたから、計30分は必要だった。それが半分の15分で終わりである。もう、今日の担当医さんと看護師さんにずっと透析してもらいたいと願わずにはいられなかったが、残念ながらこれが最後。次に通うことになる病院のお医者さんが巧い人であってくれたらいいなあ。
 実は最初に透析に付き添ってくれたメイン担当の女医さん、妻と同じ名前だったんだけど、注射は一番下手だった(苦笑)。

 夜中に隣のベッドから不穏な音が聞こえてくる。例の「独り寝言」のお爺さんだ。何かに噎せたのか、しきりに咳き込んでいたのだが、明らかに嘔吐を繰り返している。
 4人部屋だから、私の他にもあと二人、患者さんが寝ているはずなのだが、二人とも起きてくる気配がない。どうやら音に気がついて目覚めたのは私だけらしい。慌ててナースコールで看護師さんを呼んだ。
 同部屋と言っても、各ベッドはカーテンで仕切られているから、お爺さんの様子は分からない。でも駆けつけた看護師さんが、中を覗くなり「わあ!」と悲鳴を上げていたから、相当酷い状況だったのだろう。吐瀉物を多少は詰まらせていたらしく、看護師さんがしきりに介抱している様子。応援の看護師さんが更に二人やってきて、着替えや掃除もしているらしい。やはり相当汚れていたようで、片付くのに30分くらいは掛かった。時々お爺さんの声も聞こえてくるが、看護師さんの「大丈夫?」という声掛けにも要領を得ない呟きを返していたから、あまり目を話していては心配な範疇の方なのだろう。
 後で看護師さんから「知らせてくださって有難うございます」とお礼を言われたが、本当に私が気がつかずにいたら、ちょっと危なかったかもしれない。こういう「事故」で病院で亡くなっちゃう人もいるんだろうなあ。そう思うとお爺さんのことが気になって、なかなか寝付けないのであった。やっぱり鼾かいて寝てるんだけどね。
0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2021年04月>
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930