mixiユーザー(id:1192551)

2021年04月20日08:54

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出かけるなら「不自由」も楽しめ

もう1年以上も遠征していないですが、遠征する時は半年ぐらい前から準備を始めます。まずは宿の確保。横浜ならダイワロイネット新横浜さん、他なら東横インさんに車椅子でも使える部屋を予約します。どちらも会員だから早く予約できますし、ありがたいことに私のデータが伝わっているので、バスタオルが多めにあったり、コンセントのケーブルタップが用意されていたりします。次はトラベルヘルパーさんの確保。これが出来ないと2泊以上は難しくなります。そして新幹線の切符。去年からネット予約ができるようになったので、とても便利になりました。まだほとんど利用してないですが。もちろんライブなら車椅子であることも予め伝えておきます。必要なら駅から会場までの福祉タクシーの予約や、ご飯を食べるお店が車椅子で大丈夫なのかも確認します。

一番最初に戦隊魂ライブに行った時にご同行いただいたえりりんさんはどの駅のどの車両に乗ったら乗降がスムーズなのか調べて下さいましたし、いつも同行してくださるゼノンさんはお店だけでなく、浅草寺や水上バスで車椅子が可能なのか、事前に調べてくださり、いつもご好意に甘えています。ありがとうございます。みなさんの優しさがあっての遠征だと思っています。

最近はあまりないですが、一人で秋葉原でやってたアキバレンジャーカフェに行ったり、Gロッソに行ったりした時も、周囲の皆さんが声をかけてくださって、ご厚意で問題なく楽しむことができました。

ある車椅子ユーザーの女性が無人駅で対応してくれなかったとブログで書かれたそうです。

■車いす「乗車拒否」ブログ見た駅員の葛藤「訴えは、もっともです。ただ…」 実態は「現場の善意任せ」
(ウィズニュース - 04月16日 07:01)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=220&from=diary&id=6485580

この方は有名人で、私も著書を拝読したことがあります。今は小さな野党の役員をされているそうですね。前に乙武さんもレストランに食べに行ったら対応できないと入店拒否された事をネット上に書かれていましたよね。今回の女性も乙武さんも、問題提起として、叩き台として、それこそ炎上覚悟で書かれたのかもしれません。決して感情に任せて書いたわけではないはずです。いい大人なんですから。しかもご自身がインフルエンサーだと思っているのなら、なおさら脇の甘い文章など書くはずがありません。きっとね。

冒頭に書いた通り、障害の有無に関わらずスムーズにどこかに出かけたいと思うのなら、事前に予約したり準備するのが当たり前だと思います。私は石橋を叩いて叩いて進む人間ですから尚更事前準備をしっかりしておきます。

そして事前準備のない、行き当たりばったりだった場合、うまくいかない事、できなかったことも込みで楽しむようにしています。突然やってうまくいかないことなんて、障害の有無関係ないですよね。突然行ったらものが売り切れていたとか、工事中で利用できなかったとか、よくある話です。障害があるなら、利用できないかもしれないという考えが最初にあって然るべきでしょう。なぜならすべてが完璧に対応してくださるところなんてないからです。

できないときはどうするか?文句を言うなんてつまらないですよね。だったら次の方法を考えた方が建設的です。田舎ならなかなか違うことは見つけにくいですが、都会なら他にもたくさん方法はあると思います。

障害があることで制限があってはならないと思います。でも、社会で暮らすということは、すべてが自由に使えるわけでもないと思うんですよね。自分が使えるもの、ことの中から選んで皆さん暮らしていると思います。

そして何よりも、人の力を借りることが当たり前ではないということです。障害があるから、他の人以上にたくさんの皆さんの力を借りていますが、いわゆる健常者の皆さんも決して一人では生きていないですよね。コンビニで買い物できるのは商品を運んできた人、並べる人、レジの人のおかげだし、外食できるのは食材を買う人、運ぶ人、作る人、レジの人たちなどのおかげですよね。電車だってバスだってみんな誰かが力を貸してくれています。こちらはお金を払う客なんだから…と横柄な態度を取る人は、ごめんなさい、私はそういう人とはおつきあいできないです。

すべてに感謝の気持ちを持って暮らすことが、声だかにバリアフリーを叫ぶよりも大切なのではないでしょうか。
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