今日も透析、明日も透析

　さて、金がない(笑)。
　いきなりビンボー臭い話で申し訳ないが、実際、治療費が払えるほどの金がないのである。一応、透析を始めるに当たって、障害者手帳の申請もすることになるので、最終的には支払いは減免されることにはなるらしいが、当座の治療費には事欠く始末である。
　これまでだって、通院と薬代で毎月数万円単位の出費はあったし、父親の施設の入所費も賄ってるから、貯金もすっかり吐き出した。実際、借金生活を送らざるを得なくなっているのだ(だから今、私に借金の申し込みをされても鼻血しか出ないからね)。
　しかも、病院側には「今、大部屋が空いてないので」という理由で、ちょっと豪勢な二人部屋に案内されてしまった。大部屋は四人で１日300円だが、２人部屋は5500円である。これ、２週間入ってなきゃならんの。そんな金を払うくらいなら治療も止めようか、と思ったら、２日目からは２人部屋でも300円で構いませんから、と配慮して貰えた。大部屋と何が違うって、待ち合いが広くてソファーが置いてあるくらいなんだけど、今はコロナで面会も禁止だから、部屋が広くても関係ないんだよね。そりゃ、安くしてくれなきゃ逆に詐欺ってものだろう。

　で、ついに昨日から透析始めたんだけれど、初日ってせいもあるのか、えらく時間が掛かった。２時間の予定って言われてたのが、実際は６時間。話が違うにもほどがある。透析のあと、カラダの水も抜かなきゃならないってので２時間以上、さらに止血に１時間以上掛かった(一回血液を体外に出すので、凝固しないように薬品を入れてるそうだ)。
　待つだけならどうと言うこともないが、ずっと寝たきりなので、腰がともかく痛くなる。姿勢をそんなに変えられないので、寝返りも打てない。針を打った左腕もどんどん痺れてくる。これを週に３回も、と聞いただけで気が遠くなるが、慣れれば楽になるし、次からは２時間で、と言われたので、何とか凌いでいくつもりではあるよ。ふう。