妻の実家とのギャップ

家庭によって、
文化・・・というほど高尚なものではないが、
やり方、感じ方、生活の仕方が違うものだと、改めて考えた。


今日は朝から９時まで仕事をして、
９時半頃に家を出て、草加にある妻の実家へ。

少し不安だったのは、車が少し汚れていたことだが、
まさか今回ばかりは大丈夫だろうと、そのまま乗っていった。

１１時前に着いて、居間でゆっくりテレビを見て過ごし、
昼食にとんかつを買いに行った義父を暫く待っていて、
「出来立てを待ってるから、遅いのかな？」
と義母が言っていたので、ありがたいことだと思いながら待っていた。

義父が帰宅し、切り分けたとんかつが出てきて、
ありがたく頂戴したら、かなり冷たい。
『高い店の美味しいヒレカツなのだから、
　冷たいなら、レンジでチンして欲しかった・・・』
と思いながら、黙って食べていたら、
義母が別の皿を持ってきて
「不味いメロンなんだけど、食べてみてー」

『ん？』
と我が耳を疑ったのだが、
『不味いことが分かっているメロンを出す？？？』
我が家では考えられないことだが、
これも、自分と義父母も長い付き合いで、
不味いメロンでも出せる仲になったことだと、
理解し飲み込む。


昼食後、義父の姿が見えず、
『嫌な予感がする・・・』
と思っていたら、同じように察したのか、妻が、
「父さん、どこ行ったの？」
と義母に聞くと、
「車を拭いてるよ」


『またかー』
と落胆。

以前も車が汚れているからと、濡れ雑巾でボディを拭いていたので、
「泥や砂が付いたまま濡れ雑巾で拭くと、逆に傷が付いてしまうので、
　やらなくて良いですよ」
というようなことを、かなりやんわりと説明したのだが、
今回も、また、同じようにやってしまっていた。


コロナがあって、半年ぶりくらいに妻の実家に来て、
久しぶりに会う孫と一緒に話でもしてくれれば良いのに、
なぜか、車を拭きに行ってしまう。

他人の車を勝手に拭くという人に、
生まれてこの方会ったことがないので、
どういう心境なのか分からないのだが、
当然、親切心からのありがたい行為だと思う。

ただ・・・


帰りの車の中で、その話をすると、
妻と子供２人は、
「親切でやってくれたのに、うるさい！」
と、全然話が合わない。

ただ・・・
ただ・・・
親切なのも分かるし、
ありがたいとも思うけれど、
大切にしているものを、勝手にあれこれされることを
拒否したい気持ちも分かって欲しいと、
長男に向かって
「じゃあ、お前が大切にしている『約束のネバーランド』のマンガ本を、
　汚れているからと、俺が顔を拭いたタオルでごしごし拭いたらどう思う？」
と質問したのだが、
質問しながら、話が少し歪曲していることに気付き、
やっぱり共感は得られなかった。


今回感じたギャップに対して、表面上は至って普通に過ごしたのだから、
少しくらいの愚痴は許して欲しいです。