■台湾の特急事故、先頭は大破 「救出は難航」と現地報道
(朝日新聞デジタル - 04月02日 18:20)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=6470269
台湾東部の花蓮県の鉄道トンネル内で2日午前9時(日本時間同10時)ごろ、台湾鉄道の列車が脱線した。同日夕の時点で、少なくとも41人が心肺停止となり、最大200人が列車内に閉じ込められているとされる。
消防当局によると、列車には490人が乗っていた。少なくとも41人が心肺停止となり、60人以上が負傷したという。
列車は8両編成。台湾の中央災害応変センターによると、トンネル内の4車両が大きく破損しているという。
地元メディアによると、整備用の工事車両がトンネル入り口部分の線路内に誤って進入したことが、衝突の原因とみられる。運転士も死亡したという。
蔡英文総統は、「中に閉じ込められた人の救出が今は最優先だ」とコメントを発表した。
台北から南東部の台東へ向かっていたこの列車には、約500人が乗っていたとされる。混雑のため、多くが車内で立っていたとみられる。列車の最大速度は時速130キロだという。
台湾はこの日、清明節の連休の初日だった。台湾では清明節に、先祖の墓参りに出かける習慣がある。
報道によると、列車後方の車両の乗客には、無傷で脱出できた人もいた。前方4両の車両からは約100人が救出され、なお約200人が閉じ込められているという。
インターネットに投稿された写真では、破損を免れた車両の乗客が持ち物を手に、列車の脇を線路沿いに歩く様子がうかがえる。
女性の乗客は台湾の聯合報(UDN)に対して、「いきなりがたっと大きく揺れて、床に倒れてしまった」と話した。「窓を割って屋根に上って脱出した」のだという。
今回の事故は、台湾で数十年来の大規模な列車事故となる見通し。
前回の大きな列車脱線事故は2018年10月に発生し、18人が死亡した。最も被害が大きかった列車事故は1991年11月の衝突事故で、乗客30人が死亡し112人が負傷した。
ログインしてコメントを確認・投稿する