■「ゴジラ S.P」ボンズ×オレンジの描く、新たな“ゴジラ”が今はじまる! 1話先行カット
(アニメ!アニメ! - 2021年04月01日 07:52)
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■「ゴジラ S.P」AJイベントで、阿座上洋平と鈴村健一が“怪獣愛”を熱く語る
(コミックナタリー - 2021年03月31日 18:15)
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■「ゴジラ S.P」完成披露イベント、置鮎龍太郎がジェットジャガーにわくわく
(コミックナタリー - 2021年03月19日 22:54)
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■「ゴジラ S.P」最新PVにゴジラやジェットジャガー登場、キャスト登壇の上映イベントも
(コミックナタリー - 2021年03月10日 08:00)
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ヒロインの神野銘と、コミュニケーションAI「ペロ2」との最初の「会話」はこんなのだ。
ペロ2「私の名前を決めてください」
銘「…ペロ2?」
ペロ2「私はペロ2! はじめまして! …私の名前の由来を教えて頂けませんか?」
銘「昔飼ってた犬の名前がペロだったから」
人によっては何気ない会話として聞き流してしまうだろう。けれども私は(そしておそらくは昔ながらのマンガ、アニメファンは)、たったこれだけの台詞なのに、感動に胸を打たれてしまったのだ。
この台詞には元ネタがある。手塚治虫『鉄腕アトム』中の「ホットドッグ兵団」だ。ヒゲオヤジが飼っていた犬の名前がまさしくペロ。ペロは誘拐され、アンドロイドに脳を移植されて、月面開発を試みる国家への妨害を働くアンタ・マリア大公妃の手先として、アトムと敵対することになる。りんたろう監督の『メトロポリス』にもペロはロボット刑事として登場し、やはりヒゲオヤジの「愛犬の名前」を付けられる。
今回の新「ゴジラ」に対抗する切り札、シンギュラポイント(特異点)となるのが、このペロなのだろう。これまで人類がゴジラ撃滅のために開発してきた様々な新兵器や発明、それらの最先端に、「手塚治虫」を持ってきたということ、ゴジラがあくまで「SF」――私たちが幼少の頃から胸躍らされてきた「空想科学物語」として屹立していることを、「ペロ2」が象徴してくれているように感じたのだ。
もう一人の主人公、有川ユンが調査する謎の「南洋的な音楽」、もちろんこれは「南海の魔神」あるいは「精霊」の――キングコングのテーマであり、モスラのテーマの変奏曲だ。ただし、今回、この歌声によって目覚めるのは、古代の翼竜・ケツァルコアトルスであり、人類を守護するどころか、群れを成して襲撃を始める。
そして「彼ら」は、体内から放射性物質――「ラドン」を発生させていたがために、「ラドン」と呼ばれることになる。
さあ、日本の特撮ファンのみなさん、こういう説明がされた以上は、『ゴジラS.P』が英訳されても、決して「ラドン」は「ロダン」になることはありませんよ!(これもみなさんご存じだろうが、海外でラドンがロダンになったのは、まさしく元素としてのラドンと被ってしまうから)
なんかもう、この「心意気」だけでも、この新シリーズ、ぜひともプッシュしたくなるのだけれど、今からでもモンスターバースの方、ロダンをラドンに戻してくれないものかな。
第1話で登場した怪獣は今のところ、このラドンと、ゴジラと思しき骸骨のみ(あとジェットジャガーもどきw)。古図に描き残されていた怪獣も、この二種類のみだが、予告編、PVなどでは、今後はアンギラスを初めとして、バラン、ヘドラなど、続々と他の怪獣も登場してくるようである。モスラやキングギドラも出さないというわけにはいかないだろうな。ドラマとしてのスケールは、モンスターバースも超えそうな予感がする(あっちはあっちで、やっぱりゴジラとコングだけじゃ持たなくて、メカゴジラを引っ張り出してきたようだが)。
ゴジラの新デザインには異論もあるようだけれども、アンチガ難癖付けるのはいつものことだから。エメゴジのイグアナデザインに比べたら、どんなゴジラだってアリだよね!
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