mixiユーザー(id:11748525)

2021年04月01日04:51

27 view

小説 リラダンの部屋

小説
https://kakuyomu.jp/works/1177354055476832528/episodes/1177354055476847207

https://nonotya1.fanbox.cc/

2021年3月31日
関連作品は 「櫓を漕ぐ手」(短編ショート)などです

・・・・・・・・
大航海時代 火縄銃が使われる頃の事 イスラムのオスマン帝国と戦う
最後の騎士団の御話
(11世紀
エルサレム王国が出来た頃 病院と宿の聖ヨハネ修道院から守備隊の騎士団として
生まれた)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
あらすじ
・・・・・
この頃エルサレムの次は 次の本拠地ロドス島を奪われて 
仮住まいを続け 海の境界線で戦っている
そこにスペイン王(スペイン系ハプスブルグ家)であり
神聖皇帝(当時、スペイン王を兼任 
※後の時代はオーストリア系ハプスブルグ家に皇帝の座は移動)からの申し出は
鷹1話を代価に新しい本拠地としてマルタ島を預けるというものだった

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

騎士達の宿舎、グランド・マスター、騎士団総長であるリラダンの特別室
そこで身支度を整えるリラダン
「ああ、まだそこにいるな 魔物のシオン」

束の間の・・しばしの沈黙の時間 

「はい、おりますよ総長様」黒い影から現れる少年シオン 吟遊詩人

「今回の使者、これが吉報か?」「はい 思ったよりも早かったですね」

「ん、ああ」「うっ・・!」

部屋の隅から現れた 忍び込んだ暗殺者がリラダンに襲い掛かる
リラダンが剣を抜くよりも早く シオンが動く

シオンが疾風のように暗殺者の前を通り過ぎたかと思うと
暗殺者は一瞬にして引き裂かれ、血まみれの肉片と化す ペロリと指先や手についた血を舐めるシオン

「・・・・・」眉を少しばかり寄せた程度で 平常の顔を戻るリラダン

「ああ、すいません 部屋を汚しましたね」シオン
指を鳴らすシオン

無数の小さな黒いアリのようなものが 肉片に群がり 
死体や血の跡さえ消してしまった

「・・・・ご褒美など おねだりしても?」「何が欲しい?金か?」

「宿代の金貨二枚に・・それから」
視線が部屋にある 沢山の果物やパン、チーズにへと・・

「好きなだけ持ってゆくがいい 金貨は10枚 いや16枚だ」

「わああいい」子供のように歓声に笑顔

「・・・変わった奴だ」「うふふ」
0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2021年04月>
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930 

最近の日記

もっと見る