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2021年03月31日10:18

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ウルトラセブン 第49話

ついに来てしまいました、最終回の今回は「史上最大の侵略・後編」です。

アンヌ隊員と博士との「レントゲンを…」との会話を聞いて、ダンはある決断をします。

一方、ホーク3号でパトロールに行ったフルハシ隊員たちはパンドンの死骸が消えていることに気づきます。と言いますか、いつもは怪獣の死骸をちゃんと運んだりしているのでしょうか。今度、土屋太鳳ちゃん出演で、怪獣の死骸を処理する人たちを描く映画が公開されると聞いたことがありますし、ゼットでもカブラギがそんな仕事をしてたと思うんですが、爆破ではなく死骸が残っている場合は処理班がちゃんといるのかもしれませんね。

そんな中、キリヤマ隊長から基地が爆撃を受けているとの連絡が入ります。何度も宇宙人に潜入されている防衛軍基地ですが、外側から攻撃されるのは初めてだったんですね。なんとなくピンチのような感じですが、潜入された時の方がピンチですよね(^_^。

そんな時、アンヌ隊員がダンがいなくなっていることを知ります。必死にダンの名を叫ぶアンヌ隊員。

敵の宇宙船はフルハシ隊員が撃墜したと思ったんですが、これまた宇宙船の残骸が見つかりませんでした。一方、なんとか窮地を切り抜けた基地内ではダンを逃げたと決め込み罵るクラタさんとソガくんが言い合いに。ソガくんの「あなたはダンの何を知ってるんですか!」はたまらないですね。この1年間の信頼関係を強く感じますね。

ダンはレントゲンを撮られたら宇宙人だと分かってしまうということで基地から飛び出したのですが、やはり体調不良で動けなくなります。そこで通りかかった姉弟に助けられます。が、ここでもお医者さんを呼ばれそうになるので、ウルトラ警備隊オタクのアキオくんの秘密基地に隠れることに。この秘密基地、テレビも完備されていてなかなか豪勢なんですよね〜。

話はちょっと戻って、クラタさんとソガくんが言い合っているときに、突然モニターに拉致されているはずのアマギ隊員が!ゴース星人に操られているアマギ隊員の口から、降伏すれば火星の地下都市への地球全人類の居住を約束するが、降伏しなければ世界各都市へ地下ミサイルを発射し、30億人全人類を皆殺しにすると宣言して来ました。全人類30億人。今から53年くらい前は30億人だったんですね。今の半分以下ですね…。

なかなか返事が来ないのでゴース星人は業を煮やして各都市にミサイルを発射し火の海にします。まさに史上最大の侵略ですよね…。

ようやくゴース星人の基地を見つけた警備隊。そこへ無人操作のマグマライザーを爆弾を積んで突っ込ませて、基地を破壊する作戦を決断します。だがここでもソガくんが「アマギ隊員はどうするんですか!」と食ってかかります。地球の命か、1人の命か、ですよね。難しい決断ではありますが、ここはクラタさんのいう通り、優しいアマギ隊員なら自分の命で他の人が助かるなら…と決断するのでは、と思うんですよね。あの時のフルハシ隊員のように。

そんなやりとりをシーバーで聞いていたダンは居ても立ってもいられずに変身しようとしますが、セブン上司に止められ躊躇します。と、そこへアンヌ隊員が登場。あの、日本特撮史上最高の名場面に突入します。

このシーンについては私が語ったら安っぽくなっちゃいますし、皆さんご存知ですから書くまでもないんですが「うぅん…、人間であろうと宇宙人であろうと、ダンはダンにかわりないじゃないの。たとえ、ウルトラセブンでも…」と語るアンヌ隊員の横顔のシルエットの美しさ。特に口元がたまらないですよね。

でもほんと、この言葉は色褪せないし、色褪せてはいけないと思うんですよね。そして生きているすべての生物の心にあってほしいと思うんですよね。まさに「生まれを問うな。行いを問え」なんですよね。どこで生まれようが、どんな姿であろうが、あなたがあなただから好きなんですよね。

この後、きっとダンとアンヌ隊員は短い時間でも色々語り合ったと思うんですよね。そしてダンはアンヌ隊員の制止を振り切ってアマギ隊員救出に向かいます。そう、以前命を助けてもらった、掛け替えのない仲間を救いに。命をかけても惜しくない存在は仲間なんですよね。

「西の空に、明けの明星が輝く頃、一つの光が宇宙へ飛んで行く。…それが、僕なんだよ!」 

こんなセリフ言ってみたいなぁ。「岩手の下の方の山間の田んぼにカエルが鳴く頃。ゲームしたり特撮を見て横になっている。…それが僕なんだよ!」ダメですね(^_^。

ゴース星人ですが、世界各国に向けて地下ミサイルを設置し発射するというのは見事だと思うんですよね。ただ基地の防御があまりにも甘かったですね〜。攻撃は強いけれど、守りが手薄でしたね。しかもパンドンがあまり強くないんですよね。瀕死のセブンといい勝負ではかなり物足りないですよね。

アンヌ隊員からの連絡で、セブンの正体がダンだったと知った警備隊員。キリヤマ隊長はなんとなく知っていたのかなと思ったんですが、気付けなかったようですね。それか薄々感じていても、実際そうであってほしくないという気持ちにもなっていたのかもしれませんね。

ここから、警備隊員プラス倉田さんと、ダン=セブンの最後の戦いが始まりました。みんなで協力して戦うというのはとてもかっこいいし、爽快ですよね。

そしてパンドンを倒し、どこかへ飛んでいくセブンを見つめながら、隊員たちはそれぞれ後悔というか、ダンに対して申し訳ないという気持ちを呟きます。

ラストのダンの笑顔で救われた気持ちにはなりますが、隊員たちが語るようにダンに無理をさせてしまい、地球にいられなくなってしまったのは自分たちのせいだと思ってしまうということは、正直バッドエンドなのかもしれないですよね。

他のウルトラシリーズも、地球を去って最終回はよくありますが、ほとんどが「ありがとう、ウルトラマン」なのに対してセブンは「ごめん」が先に来ますものね。だからとても切ないんですよね。

ダンとアンヌ隊員という関係性だけでなく、ダンと他の隊員たちとの別れでもあるという部分も強調されていたというところが大きな発見でした。

正直なところ、最終回は詰め込みすぎて、重要な部分が駆け足になっていたような印象も受けました。ゴース星人との交渉とか、アマギ隊員救出などもちょっとあっさりだった気がするんですよね。もう1話かけても良かったかなと思いましたが、いろいろ難しいですね。

セブン全体の感想は、後日まとめて書く予定です。
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