今朝、録画していたテレ東のガイヤの夜明けを観ていたら、百貨店のサバイバル作戦の特集をやっていました。
私は大学時代、地域経済専攻だったので、百貨店ネタは私の為の企画だと言えますね。
オムニバスで2つの事例をやってましたが、2つ目に出てきた高島屋の話が面白かったです。
高島屋は元々、飯田一族の会社で、社訓が「進取の気象」という事で、屋上で象の展示を行った事でも有名なんだそうです。
そんな高島屋では、社内起業制度があり、区画書を書いて通れば、自分のやりたい事が出来るそうです。
全部で3人の例を取り上げてましたが、1人目は、元々、銀座の松屋に入社し、地元に戻る為に高崎高島屋に転職したバイヤーの話でした。
高崎の高島屋に転職してお客様から聞いた感想が、「面白味のある売り場がなくなった」
という事だったそうです。そこでそのバイヤーは、今まで目利きしてきた地方の町工場と地元群馬の桐生の織物、染色の町工場を上手く結びつけ、コラボ商品を作って「世界に一つしかない」Tシャツやドレスシャツを売り出した所、高い割には非常に好調で、日本橋の高島屋でも期間限定で発売される位までになったそうです。
もう1人は、55歳の靴売り場のベテラン店員が、靴磨き専門の店を立ち上げた話です。
その人が靴を磨くと超ピカピカになると評判で、リピーターが続出しているとの事でした。ところが、1月から続く緊急事態宣言で、お客さんが減り、外商からの紹介を使い、
企業回りをし、出張靴磨きを始めたり、個人宅へ靴磨きをしたりする事で、来店客の減少をカバーする予定だそうです。
最後は、二子玉の高島屋で、近くにお年寄りが元気に店に来てくれるようにお年寄りの体を鍛える支援施設を作る女性社員の話でした。これも百貨店だから出来るサポートのやり方の一つだと思いました。
今、百貨店は、ネットショッピングやイオンモール、ららぽーと等のショッピングセンター、ニトリ、ユニクロ等の専門店等に押され、存在意義が無くなってますが、百貨店自体が無くなるのは何とか避けてもらいたいと思う今日この頃です。
ログインしてコメントを確認・投稿する