5、実にこの世においては、怨みに報いるに怨みを以てしたならば、ついに怨みの息むことがない。
怨みを捨ててこそ息む。これは永遠の真理である。
14、屋根をよく葺いてある家には雨の漏れ入ることがないように、心をよく修養してあるならば、情欲の侵入することがない。
25、思慮ある人は、奮い立ち、つとめ励み、自制・克己によって、激流も押し流すことのできない島をつくれ
42、憎む人が憎む人にたいし、怨む人が怨む人にたいして、どのようなことをしょうとも、邪なことをめざしている心はそれよりもひどいことをする。
43、母も父もその他親族がしてくれるよりもさらに優れたことを、正しく向けられた心がしてくれる。
45、学びにつとめる人こそ、この大地を征服し、閻魔の世界と神々とともなるこの世界とを征服するであろう。
わざに巧みな人が花を摘むように、学びつとめる人々こそ善く説かれた真理のことばを摘み集めるであろう。
69、愚かな者は、悪いことを行っても、その報いの現れないあいだは、それを密のように思いなす。しかし、その罪の報いの現れたときには、苦悩を受ける。
76、(おのが)罪過(つみとが)を指し示し過ちを告げてくれる聡明な人に会ったならば、その賢い人につき従え____隠してある財宝のありかを告げてくれる人につき従うように。そのような人につき従うならば、善いことがあり、悪いことは無い。
116、善をなすのを急げ。悪から心を遠ざけよ。善をなすのにのろのろしたら、心は悪事を楽しむ。
291 、他人を苦しめることによって自分の快楽を求める人は、怨みの絆にまつわれて、怨みから免れることができない。
http://seijyaku.fc2web.com/hou.htm
ログインしてコメントを確認・投稿する