あれから早十年…

あれから早くも丸十年か…

地震当日の地震発生時、夜勤前ということで、自宅で仮眠をとっていたためか、全く気づかず。スマホのネットニュースなどで知っていても良さそうなものだけれど、全く把握できていなかった。

それが外に出るとどこか物々しい雰囲気。職場に足を踏み入れて、ようやく何が起こったのかを認識したという体たらく。

いみじくもその次の日、夜勤明けでそのまま福岡に帰省する予定で、果たしてこのカタストロフ状態の元、無事帰省できるかどうか、若干不安だったが、とりあえずということで、予定通り夜勤明け京都駅に向かったところ、とりあえず博多方面の新幹線は動いているとのことで一安心。それでもやはりどこか物々しい雰囲気が漂っていたのを覚えている。

あと、忘れられないのが、このあの大震災の翌日が九州新幹線開通日だったということ。当日行われるはずだったセレモニーも当然中止。本来なら博多駅に足を踏み入れたとたん、お祭り騒ぎ状態が展開されるはずだったのに、どこか裏寂しい雰囲気が漂っていたのが印象的だった。

実家に戻っても、テレビに映るのはひたすら地震速報とその繋ぎに入るCM（しょうもない言葉遊びと間抜けな絵柄にひたすらイラッときてたのを今でも覚えている）。元々自宅にテレビを置かない生活を長らく続けていたので、普段見るテレビがみられないことに苛立つことはなかったけれど、被災地の現場中継ばかりがテレビに映るのは流石にやりきれなかった。

あれから丸十年。百年一日とはいうけれど、復興を二の次、三の次にして、ひたすら目先のことばかりに奔走している日本の世相を目の当たりにすると、何とも言えない徒労感を覚える。

長くなったが、とりあえずお約束のこの曲（https://bit.ly/30zgqVT　）を。