mixiユーザー(id:24232)

2021年03月11日02:33

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フルカウンター3D

 ステレオのメインスピーカに対しLR共通のウーファ1台で低音域を担当して貰うスタイルは「3D」方式と呼ばれる。近年勘違いして「2.1ch」と呼ぶ人もいるが、元になった「5.1ch」が紛う事なき6chなので3Dを「2.1ch」と呼ぶのは正しくない。
https://sompi.exblog.jp/20757333/

 知人の小さなバーでBGM用にAR-7のドリンク剤箱を使ってくれている。こんな感じ。
フォト
 これは既に閉店してしまったうちの近所の店で使ってくれてた店の画像。こんな感じに天井近くの壁に「吊り」で鳴らすとこれひとつで店内に音楽が満ちる。とは言え8cm一発だから低音は出ない。カウンタースピーカの性格で出てないながらそこそこ「低音感」はあるのだが、実際に出てるわけではないのでサブウーファを加えてやるとなかなかにイイ感じに化ける。
 で、ハードオフとかで出物が出たら調達してくれと依頼されていた。ヤマハのASTウーファを狙っていたのだが、最近あまり出物がない。そんな時、オンキヨーのSKW-305が出た。税込で4千円弱。
https://audio-heritage.jp/ONKYO/speaker/skw-305.html
 これ、16cm×2の外郭カウンターである。密閉なので振動系を少し重めにして低域限界を稼いでいると思われる。なのでASTの「軽い」低音と対照的な少し「重い」感じの低音が出る。大げさな表現をすると「低音が少し遅れてくる」感じとでも言おうか。ASTの比較的「速い」低音に慣れていると最初ちょっと気になるが、慣れればこんなもんかという感じ。これまでも大きくて重い振動系のウーファの音はいくつも聴いてきた。16cm×2という事は実質23cmぐらい相当だが、サブウーファ専用(受け持ちは最高200Hz)という事で普通の2wayシステムのウーファよりは一回り重いのだろう。実際23cmウーファの2wayシステムよりはかなり重点音が出る。

 控えめにチューニングして床にウーファがあるのを気づかせないのも面白いが、あまり控えめでも勿体ないので結局そこそこ効かせてしまった。
 カットオフ周波数は50〜200Hz可変なのだが、VRの目盛が11しかない。ヤマハのは50〜150Hzだったので10Hz刻みだったがこれはちょっと面倒臭い。尤もヤマハも「リニア」だとはどこにも書いてないのだが。とりあえず真ん中で125Hzぐらいとアタリをつけて耳で聞きながら大雑把に調整した。あとはゆっくり聴き込んで不自然があれば微調整をしていこう。

 うちでも実際やってるけど、ドリンク剤箱のカウンタースピーカでもサブウーファつけるとかなりゴキゲンなシステムになる。うちなんかサブウーファ前提で高域のきれいな(その分低音がマジ出ない)F70Aを使ってるからサブウーファ依存度が高い。AR-7だと単体でもそこそこ使えてしまうから逆に悩ましいんだよね。でもこの店のような、ご家庭の「居間」よりも広めなぐらいの空間を音楽で満たすにはサブウーファ支援はとても有効だ。これまでもいくつかの催事で実績を積んでいる。映画祭では映画の上映にも使った。センターにステージ1のF70と3Dウーファをちょこんと置くとリスニングポジションがセンターでない人でも音が左右どちらかに寄ってしまう事がないのでよかったと思う。
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