18960413 NO4516 京釜•京仁鉄道建設に日本の参与の件

18960413 NO4516 京釜•京仁鉄道建設に日本の参与の件
한국사데이터베이스 (history.go.kr)
010_0020_1370　駐韓日本公使館記録 10巻 二. 和文電信往復控 (137) [京釜•京仁鉄道建設に日本の参与の件]
文書題目 (137) [京釜•京仁鉄道建設に日本の参与の件]
文書番号
発信日 四月十三日午後六時四十五分 東京 発 ( 1896年 04月 13日 )
発信者 大臣 陸奧
受信日 十六日午前十時二十分 京城 着 ( 1896年 04月 16日 )
受信者 公使 小村

(137) [京釜•京仁鉄道建設に日本の参与の件]
四月十三日午後六時四十五分 東京 発
十六日午前十時二十分 京城 着
陸奧 大臣
小村 公使

去る三十一日電信で請訓した鉄道の件は既に書面で訓令を発したが、遅延を恐れるのでここに更に電訓する。
京釜及び京仁間鉄道建設の事については、「暫定合同条款」で約束している所もあるので、今の時期に朝鮮政府があらかじめ帝国政府の合意に求めないままこれを他国人に許すことは条約違反と言わざるを得ず、よって同政府に向って一応「プロテスト」されるべきだ。
而め（＊あらかじめ＝前もって、か）これらの線路については少なくとも日本人が何時でも外国人と共同してこの事業に従事する事ができる、としておきたいので、朝鮮政府へ「プロテスト」をした前ででもまたはその後ででも、この意味で露国公使へ協議されよ。
また米国公使へも機会を見計らって御話いただきたい。