今回はAIの恐怖?「第四惑星の悪夢」です。最終回間際なのに問題作が続きますね。セブンは攻めの姿勢で作られていますね。
機械がすべて計算して操縦してくれる夢の長距離ロケット、スコーピオン号のテストパイロットになったソガくんとダン。というか、地球を守る警備隊〜!名付けてウルトラ警備隊〜!なのに、ロケットのテストパイロットもさせられちゃうんですね。ソガくんたちがいない間に宇宙人が攻めてきたら人手不足で大変になっちゃいますよね。
機械で計算された完璧なロケットのはずなのに、予定航路を超えてしまうスコーピオン号。アンヌ隊員も心配そうです。そうそう、またショートカットに戻ってます(^_^。
睡眠モードから目覚めたソガくんたちはある場所にたどり着きます。日本語が書かれているので地球かと思いきや、何やら様子が違います。人間をぞんざいに扱う兵士や、秘書に油を注してもらう長官など。そしてこの長官、ニワ教授でしたね(^_^。私は最初気付きませんでしたが、あとで調べてわかりました。
で、ソガくんたちが着いたのは地球ではなく、地球からはるかに離れた第四惑星というところで、ロボットが人間を支配しているところでした。人間はロボットを作って楽してばかりだから、ロボットが反乱を起こしたんですね。ロボットたちは気にくわない人間を殺しまくっていて足りないので、地球を植民地化するために攻めに行くんだそうです。
こういうロボットが支配するという話は今も多いですが、55年近く前にそんな話が完成されていたというのがセブンのすごいところですよね。そして実相寺監督ならではの映像で、さらに恐怖を煽ります。
長官の秘書だったアリーのおかげで逃げ延びたソガくんたちでしたが、そのせいでアリーたちが処刑されることに。アリー救出に成功したものの、ソガくんが撃たれたところで弾劾買ってセブンに変身し、街をボコスコ破壊して、なんとか地球に帰還しました。
アリー役の女性もエキゾチックな綺麗な人でしたね〜。
地球に帰還してから第四惑星の話をしても、キリヤマ隊長たちは信じてくれません。私も今回の話は夢だと思うんですよね。ソガくんが負傷してないですから。スコーピオン号の機械が我々に頼りすぎると怖い未来が待っていると悪夢をダンたちに見せたのかもと思っています。
現実だとしたら、第四惑星はセブンがボコスコ街を壊しましたが、結局ロボットの方が強いでしょうから結局人間は迫害され続けるんじゃないかと思います。それじゃ意味ないですものね。
あと、キリヤマ隊長はスコーピオン号のテスト飛行は成功だと言ってますが、軌道から大きく逸れたのは事実なので、成功って言えないですよね(^_^。
なんにせよ重厚なストーリーでとても見ごたえがありました。ノンマルトの次がこれですからね〜。
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