mixiユーザー(id:20653861)

2021年02月21日11:34

1708 view

コロナ禍で2極化する消費者動向。儲かる店と儲からない店。

コロナ禍で消費が冷え込んでいるとは言うけれど、人それぞれの消費意欲は変わらないはずだ。・不景気だと言ってもどこかで景気のいいところがあるはずだろう。

昨日所用が有って静岡県の御殿場に行ってきたが、観光地は大にぎわいのところと閑古鳥のところがあることが分かった。
まず人が集まるところと言えば何といっても世界最大のアウトレットモールの御殿場プレミアムアウトレット。
20年前のオープンした頃よりも規模はどんどん大きくなり5倍くらいの巨大なショッピングモールとなった。全ての店を見て回るには一週間はかかるだろう。巨大なホテルまでできた。巨大な立体駐車場が5棟。羽田空港駐車場の2倍以上はある日本最大級の駐車場だ。自分の駐車場まで戻るのが大変だ。とにかく場内は立体的であちこちにエスカレーターが有る。(山や渓谷を切り開いたので)

この巨大なショッピングモールが今どうなっているのか気にかかったので行って見た。
高速のインターチェンジから角々に誘導警備員。高速道路で渋滞が起こるので今はサービスエリアにスマートETCをつくって、渋滞を無くしたほど。それは今も変わらなかった。
昨日は土曜日だったのでほどほどの混雑。2-3万人の人出だった。
ところが各ショップには激しい差がある。ガラガラの店があれば長蛇の行列の店もたまにある。
高級ブランドではエルメスなどの有名どころは全てガラガラ。ところがイタリアの「モンクレール」だけは長い行列。ソーシャルディスタンスなど全く無視。店内は検温をして入場制限をしているが、行列の前の人に聞いたら約40分待ちだという。
高級ブランドではモンクレール一社だけが激しいにぎわい。あとは閑古鳥。
一方一般ブランドではナイキが長い行列。約20分街。ほかにノースフェイスに少し行列があっただけで、ピューマやギャップなどは閑古鳥。ぞの差は激しかった。
客層はファミリーと中年の夫婦。若い人はほとんどいない。お金のゆとりが無いのでアウトレットどころではないのだろう。

このようにアパレルが不景気と言っても景気がいいところはやたら景気がいい。高級ブランドでもほとんど売りつくしてもうろくなものが無い状況。ナイキの任期はさすがにすごい。御殿場アウトレット最大の店舗面積なのに、入場制限まだやっていた。
しかし他のブランドは販売に苦労しているのがよくわかる。何百店舗と言う巨大なショッピングモールにもかかわらずみんなが持ってる手提げ袋はナイキであった。変なブランド恥ずかしくて持って歩けない。ビニール袋をたたんでナイキの手提げ袋に入れるしかないだろう。アウトレットは自慢の手提げ袋を持ち歩くのが通常だから。

この御殿場プレミアムアウトレットに今の消費動向を見てとれるだろう。
アウトレットなので価格はネット通販価格よりかなり安い。沢山買うのなら遠くまで行っても買う価値はあるだろう。
商品は評判よりも品物の品質の良さが選ばれる時代だろう。宣伝より、物の質が問われる時代だろう。アパレルも儲かっているところはあることを知った。

一方観光地の飲食店はどうだろうか。
昔よく行ったお気に入りの御殿場高原ビールの「時之栖」のレストランに行って見た。
夜のイルミネーションが有名だ。
着いたのが6時半。自動受付機で受け付けしたら、なんと30分待。そこで待たずに車の中で待つように。時間が来ると携帯に電話がかかってくるシステムだ。
中に入ってみるといつもと変わらずすし詰め状態。席を減らして待たされるのかと思ったら、そうではなかった。いつもと変わらず店内は200人くらいの満員状態。いつもと全く変わらない。
景気がいいために従業員の数も多い。コロナ過で大儲けのレストランであった。
客層は家族と中年層。ここも若者は少なかった。

若者たちの傾向としてはSNSの評判で振り回される。変わった店があればそれでお客が殺到する。レストランの質や味など二の次、変わったものがあればそれで人が来る。実質が無い商売なのでいつお客が来なくなるか分からない。若者はこのような情報で動く。今そのような店が客が減っているようだ。
ファミリーや中年層はSNSではあまり動かない。その店の味と料理の内容だ。時之栖は肉屋の米久がやっている。ソーセージと肉の質は最高だ。名物料理も多い。更にピザも大きな石窯が有って、そこで焼いている。最高の味だ。もちろんビールは自家製で、レストランの建物でつくっている。御殿場高原ビールとしてはかなり有名だ。
こんな特徴を持ってるからこそ、コロナなど全く完成無く、大にぎわいなのであった。
レストランも質を問われる時代になった。SNSで評判をとったからというような薄っぺらな内容では今後生きていけない。

以上のようにコロナ禍で消費が落ち込んでいるとは言っても、商売は2極化。儲かっているところは更に儲かっているのであった。
本来の質に立ち返った商売をしてるところが頑張っているのであろう。

御客は正直だ。しっかりと自分で確かめた物に飛びつき、見掛け倒しのようなSNS情報などには振り回されない。本来のビジネスに立ち返る必要が有るだろう。
25 1

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する