たまたま見つけた詩に、納得言ったので、しかし私は忘れがちになるからメモとして残しておきます。
あなたの子どもは」 カーリル・ギブラン(藤枝宏壽訳)
あなたの子どもはあなたの子どもではない。
子どもは「生命の渇望」の子どもである。
子どもはあなたを通ってくるのであって あなたからくるのではない。
子どもはあなたと共にあるが、子どもはあなたのものではない。
あなたは子どもに愛を与えることはできるが、考えを与えることはできない、
子どもは自分の考えをもっているのだから。
あなたは子どもの身体をわが家に宿すことはできるが、子どもの魂を宿すことはできない
子どもの魂は明日の家に住まうのだから、あなたが訪ねることも、夢見ることさえできない家に。
あなたは子どものようになろうと努めるのはよいが、子どもがあなたのようになるよう求めてはいけない、
いのちは後戻りするものではなく、昨日にとどまるものでもないのだから。
あなたは弓なのだ、
あなたの子どもたちが 生きた矢として放たれる弓なのだ。
弓の引き手は永久の行く手に的をさだめ、力をこめてあなたという弓をしぼる、
子どもという彼の矢が疾(と)く遠く飛ぶようにと。
あなたは彼の手に撓(たわ)められることを喜びなされ、
彼は飛びゆく彼の矢を愛するように、確かな弓をも愛するのだから。
と言う詩。
願わくば、切れない糸が張られた弓となれますように。
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