私が台本を書いた
【仮面ライダー50周年】あの人気アニメ歌手が主題歌デビューできた謎!?永遠のヒーローシリーズ【制作秘話・昭和ライダー】
https://www.youtube.com/watch?v=-pG07J8XkQs
実は台本書くにあたり番組自体の解説動画がいくつも出てるので主題歌に絞りましたが
それ以外の世間にあまり知られてないネタがたくさんあってこちらで披露します。
・当初の企画原案でのキャスティングは本郷猛が近藤正臣、立花藤兵衛は高品格だったが両者とも都合が合わず、藤岡弘、小林昭二になった。
・藤浩一が歌謡曲歌手時代の曲「黄色いレモン」は以下
https://www.youtube.com/watch?v=c7fIr1Mv6oA
動画で解説してるとおり筒美京平の作曲家デビュー曲だが、当時筒美京平は他のレコード会社の社員だったため名義はすぎやまこういちになっている。
・第1話で改造された本郷を脱出させた緑川博士はクモ男に殺され、緑川博士の娘が本郷が殺したと誤解する。
第2話で疑惑は晴れるが、当初の企画案では本郷猛は緑川博士殺害の容疑で指名手配され警察に追われながらショッカーと戦うという設定だった。
結局この設定はストーリーが難解になるので割愛されるが、人造人間キカイダーのハカイダーが登場する最終クールで流用された。
なお、第1話で緑川博士を演じた野々村潔は女優岩下志麻の実父
・第1話の視聴率は関東地方は8.1%で当時としても低い
裏番組の「巨泉のお笑い頭の体操」(クイズダービーの前番組)が高視聴率をとっていた。
視聴率が逆転するのは2号ライダーになってから
・石森章太郎の原作マンガで本郷猛は大富豪の御曹司(ただし両親とは死別している)
立花藤兵衛は本郷家の執事
本郷は「藤兵衛」と呼び捨てにし、藤兵衛は「猛ぼっちゃま」と呼んでいる
・脚本の伊上勝、鈴木生朗らは仮面の忍者赤影や隠密剣士等も書いてたこともあり
「拙者は本郷猛」「出会え出会え〜」「この子せがれが」等の時代劇口調のセリフがでて撮影現場を混乱させた。
続編の仮面ライダーV3で駆けつけた本郷猛にキバ男爵が「何奴だ?」と叫ぶシーンがある
・藤岡弘の負傷で2号ライダーが登場するにさいし、本郷猛が戦死とか再改造で別人になるという案以外にライダーを巨大化させるという案もでた。
結局予算がかかりすぎる、準備が間に合わない等の理由で見送りになったが、13話の怪人トカゲロンがショッカーベルトをつけてない怪獣的デザインなのはこの巨大化案にそって造形されたため
ヒーロー巨大化案はこの年暮れから放送開始されたシルバー仮面で採用された。
・2号ライダー登場にあたり一文字隼人役にデビュー直前の三浦友和にオファーしたが、三浦友和はこども番組には出たくないと断った。
山口百恵の相手役に抜擢されるまで役に恵まれなかったのはこの時断ったのが原因という説がある。
・2号ライダーから変身ポーズをとるようになったのは一文字隼人役の佐々木剛がバイクの免許を持ってなかったからという説が有力
だが映像を見ると明らかに佐々木剛本人がバイクを運転するシーンがある。
佐々木剛のコメントによると、ロケ中に巡回中の警察官から「A級ライセンス持ってるんですか?」と尋ねられ「いやあA級は持ってませんが・・・」と答えたという
この時「免許証見せろ」と言われたらその日で仮面ライダーは終わっていただろうと話してる。
・2号ライダー編から山本リンダがレギュラーに加わる
北海道ロケでまだ仮面ライダーの知名度が低かった頃、宿泊先の旅館に「歓迎 山本リンダ御一行様」と看板が貼られてた。
山本リンダ本人が旅館に抗議し「仮面ライダー御一行様」に書き直させた。
*以下は潮健児ご本人談
・地獄大使役の潮健児は萬屋錦之介から地獄大使の恰好で家に来てくれと頼まれた。
萬屋錦之介は仮面ライダーを見てる息子に「この地獄大使はおれの友達だ」と言うが信じてくれないのでぜひとお願いされた。
・潮健児が悪役で銭形平次にゲスト出演した時、
平次役の大川橋蔵と対峙するシーンのカメラテストで大川橋蔵は十手を構え潮健児に向かい「出たなショッカー」と叫びスタッフ大爆笑だったと語ってる。
・少年隊が紅白に出た時、司会の加山雄三が曲名の「仮面舞踏会」を「仮面ライダー」と言い間違えたのは有名な話だが
https://www.youtube.com/watch?v=AfR30aAEovs&t=240s
数年後の紅白のアトラクションのヒーローもの主題歌メドレーで少年隊が「レッツゴーライダーキック」を歌い
イントロで錦織が「加山さ〜ん、見てますか〜?」と言ってた。
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