家人が、新型コロナウイルスに関して、
「コロナにも意志があって広まっているんだよね」
的なことを言い出した。
あー、ひとまずキリスト教至上主義、キリスト教絶対主義は
ちょっとわきに置きます。
上の言葉のココロは、「コロナの心があって、その意志で今
人類の間に広まっているんだろう」と言うこと。
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ちょっとその前に、私の「説明」としては、
外来種の植物や動物が、故地とは違うところで
「抑えるもの」がなくて(いなくて)、
数多くなってしまうと言うのに、
むしろ近いんだと思うんですけど。
たとえば、セイタカアワダチソウや、
ブラックバスが、日本の各地に入ってきて、
繁茂、増殖しているって言うことに近いんじゃないかと。
今知られている新型コロナウイルスは
以前は広がっておらず、
中国で恐らくは、動物から人に感染して、
それを抑える様々な要因が全く無くて、
世界的に爆発的に広まってしまったと言うことでは無いかと。
そこに「何かの意志」は考えないでいいでしょう、
と言うのが僕の意見です。
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他方、「意志」があるとしたら、
一神教だったら、神の意志で、このウイルスが
現代の人類にもたらされたと言うことになる。
あるいは、神ではない、一級下のサタンが
撒き散らしていると言う説明になるかもしれない。
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多神教だったら。神々の中には、悪さをする神もいて、
その神(アイヌだったらカムイ)が、
現代の人間に対して怒っていて、
新型コロナウイルスをもたらした、と。
それが「コロナの意志」って言うのに
一番近いかな?と言うところでしょうか。
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他方、(これはなんとでも解釈できる
諸刃の剣ですが、)マルサス主義的に
捉える人もいるかも知れない。
私が高校の社会のどれかの科目で習ったのは、
地球上で人口が多くなると、
戦争が起きて、人口の調節が行われるのを
マルサス主義と言う。的な話だった記憶があるのですが、
戦争だけでなく、疫病その他が介在することも
あるみたいですね。
マルサス主義は、セオリー(仮説)であって、
「そう考えることもできるよ」的なものだったんだろうけど、
もしそれが、「誰か(何か)」の意志だとするならば、
上述の、一神論的、多神論的な解釈などに
なるのでしょうか。
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