mixiユーザー(id:63980445)

2021年02月08日22:48

171 view

何度も再掲します。ボランティア叩きが多いですが、差別発言はオリンピック精神にも反する発言です。辞退する方の方が「オリンピック精神」を理解しています。

■五輪ボランティア390人が辞退 森喜朗氏の発言受け
(朝日新聞デジタル - 02月08日 20:50)
https://news.mixi.jp/v会長は「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる。(中略)女性の理事を増やしていく場合は、発言時間をある程度、規制をしないとなかなか終わらないので困る」と発言。さらに、「女性っていうのは競争意識が強い。誰か一人が手を挙げていうと、自分も言わなきゃいけないと思うんでしょうね。それでみんな発言されるんです」と説明した。

JOCの理事25人のうち、女性は現在5人。森会長は翌4日、この発言を撤回し、謝罪した。

森会長は驚くかもしれないが、この主張を裏付ける証拠はほとんどない。デボラ・ジェームズとジャニス・ドレーキッチの研究者2人は、男女の話す量を比較した56件の先行研究を分析。結果、女性が男性より話す量が多いと結論づけた研究はわずか2件で、逆に男性の方が発言が多いことを示した研究は34件あった。

実は、ある人の発言が多いかどうかは、その人の性別よりも地位に関係していた。研究チームは、発言が多い人は高い地位に就いていることが多いと結論している。仕事の場面では、地位が高い人物は男性の方が多い。男性が大多数のJOCの会議ではおそらく、男性の方が高い地位にあり、話す量も多いだろう。

女性はおしゃべり好きだというステレオタイプは世間一般に広まっており、そう考えているのは森会長だけではないはずだ。例えば、教室では女の子よりも男の子の方が発言の量が多いことが分かっているが、どちらの発言が多いかを尋ねられた教師は、女子の方が多いと回答。教師らも森会長と同じ、誤った認識を持っていることが分かった。実際には、教師から発言の機会を与えられることが多かったのは男子の方だった。

さらには、女性が発言をすると、主張が強すぎるとして反発を生むこともある。学術誌アドミニストレーティブ・サイエンス・クオータリーに掲載された2011年の論文によると、頻繁に発言する役員が男性だった場合は能力が高いとみなされる一方、女性の場合は能力が低いとみなされる傾向があった。

競争意識も男性の方が高い傾向
競争意識は女性の方が高いという森会長の発言についても、これとは反対の研究結果がある。スタンフォード大学とピッツバーグ大学の研究チームが2011年に発表した論文では、男性の方が競争に対する意欲が高く、誰かと競うことでパフォーマンスが上がることが示されている。男性は競争好きなだけでなく、自分の能力に過剰な自信を持っているため、競争を追い求める傾向にある。

女性の口数が多いため黙らせる必要があるという誤った認識は、職場で深刻な悪影響を生む。女性に「リーン・イン」(一歩踏み出すこと)が求められる今の時代、女性の発言に苦言を呈するのは非生産的だ。自分の意見を発信することは、人から認められアイデアを共有するのに必要なステップだ。

私たちは女性に発言を思いとどまらせるのではなく、もっと議論に参加するよう促すべきだ。

2 4

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する