ワクチン

コロナワクチンが一般に出回るまで、あと何か月かはかかるのだろうか。
昔書いてるかもしれないけど、今はほとんどテレビは見ずネットばかりなので、「メディアでは」というのは、（メディアではこう言っている）とネットでは言われているということで、極端に偏っているということを前提とした上で。

これからの予想としては、
・ワクチン対応に対する手続きなどのゴタゴタについて、政府や医療機関への集中批判
・ワクチン投与開始後、副作用の連日の報道による恐怖心の煽り
があって、ワクチン接種があまり伸びないんじゃないのかな。
確かに、今回は数年の臨床結果を経てのものではない特例なので、どうなるかについては不安の残るところだし、例えばインフルエンザに比べて３桁４桁も違う極端に少ない発症状況に対して、同じ集団免疫効果が形成できるのか？といった、やってみなければ分からない実験的な状態ではあるけれど。

話が全然違うよということがあるかもしれないけど、子宮頸がん予防ワクチンの話が思い出されてしまう。
昔、子宮頸がん予防ワクチンには重大な副作用があるというマスコミの一大キャンペーンがあり、キャンペーンの結果が功を奏し、ワクチンは積極的接種勧奨を外され任意接種となり、接種率は70％から1％以下になった。これは、先進国の中で唯一日本だけという状況だったはず。
ちなみに、毎年1万人以上の人が子宮頸がんになり約3500人の人が亡くなるとされている。キャンペーンにより、がん患者を減らし苦しむ人を無くしていく、ということはやらないという国民の意思が導かれた。
さらにちなみに、ワクチンと副作用の因果関係を示す研究結果は、ない。

テレビを見てワクチンやめようかな、という人は、最終的にやるやらないは個人の決断だけど、どうしようかもうちょっと考えてみるということも必要なのではないかと考えている。