いい加減にしてほしい

■マイナカード普及目標を堅持＝加藤官房長官
(時事通信社 - 02月03日 13:01)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=6399662


前にも書いたと思いますが、大事なことなのでもう一度確認します。
マイナンバーとは、本来各個人の収入を確実に把握、適切に課税するために全国民に設定されたもの。
複数の企業で就職またはバイトしていた場合に、この個人の全収入を把握するために作られた制度です。
何かの事情でマイナンバーが漏れたり忘れた場合、行政が再設定することになっていたはずです。
要するに個人の収入がわかる最高機密です。

カードにすること自体が言語道断です。
自分の収入情報を持ち歩いていることになるからです。

それにマイナンバーカードを作って身分証明書としても使用できると言ってカードを作り始めたとき、不具合が大発生してなかなかカード発行ができませんでした。
当時新聞で確認してみたら、マイナンバーカード作成に5社が関わっていました。
その５社の連携部分がきちんとできていないが故の不具合だったのでしょう。

今ではそれは解消されているのでしょうけど、去年改めて問題が発生。
全国民１０万円一律給付で、マイナンバーカードを使えばネットで簡単に手続きできると言いながら、実際には住民基本台帳と確認をしなければいけないので、郵送手続きの方が早く振り込めることが判明。
改めてできるだけ郵送で手続きを願うということになりました。
このとき当時の首相・安倍晋三は、マイナンバーにすべての銀行口座を紐付けすると言い出し、結局撤回したのは記憶に新しいところです。

ちなみにマイナンバーカード、未だに身分証明書として使えないところも多く、身分証明書としては運転免許証には叶いません。
それで運転免許証との一体化を言い出し、しかも達成目標を令和８年度から令和６年度に前倒し。
運転免許証は、あくまで運転資格を持つ者のためのものであって、免許停止や取り消しもあり得るもの。
５年ごとに更新は絶対ですし、３年更新もあります。免許停止、取り消しになった場合の現場の混乱は想像を絶するものでしょう。
絶対に阻止しなければまた現場は大混乱するでしょう。

マイナンバーカード普及目標を堅持と言っている加藤勝信官房長官は、新型コロナ第一波で当時厚生労働大臣で、医療機関の体制が整っていないので「発熱から４日待機」と言う指針を打ち出し、結果として死者が続出するようになると「誤解を招いた」などと自身は謝罪もせず、感染者自身に責任をなすりつけるような発言をした人物です。
どうやればいいかわからないからこれまで通りしようとしているだけと思います。

「マイナンバー」とはどういうものだったかという原点に立ち返って、マイナンバーカード作り（マイナカード普及）は今は一切停止にしてもらいたいです。

加えて言うと、こういう現場がわからない自民党を、次の衆議院総選挙で国政与党の場から引きずり落とさないと、苦労するのは結局我々国民自身であることを、重く受け止めるべきでしょう。
私自身は絶望に近く重く受け止めています。