2月1日(月)。
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2月-1 洲崎パラダイス 赤信号
1956年 日活 81分。
原作 芝木好子
脚本 井出俊郎 寺田信義
監督 川島雄三
出演 新珠三千代 三橋達也 轟夕起子
【あらまし】
東京・州崎遊郭へと繋がる橋のたもとにある飲み屋を舞台に、そこに出入りする人々の姿を決して飾ることなく、しかし温かい眼差しで描いた傑作ドラマ。両親に結婚を反対され上京してきた義治と蔦枝。ひょんなことから州崎遊郭入口にある一杯飲み屋の女将の世話に。蔦枝はそのまま飲み屋を手伝い、義治もまもなく近くのソバ屋に働き口を見つけるが……。三橋達也が、優柔不断でどうしようもないダメ男ながらどこか憎めない義治を見事に好演。川島監督が、自身の作品で最も好きな1本と語る映画。
洲崎パラダイス赤信号
予告編。
https://youtu.be/QXOdOxCwbv8
イヤ〜、面白い。
ハラハラドキドキのミステリー風味でもない、惚れたハレタの大恋愛ではない。
吹き溜まりのような川向こう、橋を渡った場所にある小料理屋を舞台に二組の男と女の愛が描かれる。
蕎麦屋の女店員の芦川いずみが清らかでいい。
「みな殺しの霊歌」で倍賞千恵子が幸せ薄いラーメン屋の店員を演じていたが双璧。
まあ、ここでの芦川いずみはそう不幸ではない。
三橋達也がダメ男ぶりを好演。
特筆すべきは新珠三千代の崩れた女ぶりだろう。
新珠三千代を初めて認識したのはテレビドラマ「氷点」だった。
ここでの彼女は貞淑な人妻だった。
それがこんなに崩れた女を演じていたなんて。
この時彼女は幾つだったろう。
浴衣の襟を崩してそれがなんとも色っぽい。
そして、浴衣姿のままもの凄い速度で走るのだ。
その腰も色っぽい。
こう言う和風美人がいたんだなあ。
幸い、アマプラに川島雄三作品がたくさん上がっていてその中に新珠三千代もたくさんあるし、芦川いずみもたくさんあった。
2月は新珠三千代と芦川いずみに酔うことにする。
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