久々にカラミたくなるCDゲット!!!からの〜、�猜兮岫瓩豹燭鹵翔�記です。
手に入れたのは『吹奏楽燦然ライヴ/オリエント急行』(COCQ-85502)。秋山和慶、藤岡幸夫、大井剛史指揮と東京佼成ウインドオーケストラの演奏です、
コイツに手を出した最大の理由は、気になる組み合わせで、気になる曲を演奏してるというコト。その組み合わせというのが、T.K.W.O.と藤岡幸夫なんです。以前のライヴじゃないほうのこのシリーズで聴いた”嗚呼!”の衝撃が、未だに忘れられません。だって、あんなにテンポが変わらない、というか逆にどんどん遅くなってく印象すらある”嗚呼!”は、あまりにも衝撃的でしたから。しかもそれが、まったく不自然じゃなくて。それどころか、儂史上ベストな”嗚呼!”として、CDタイトル通り文字通り吹奏楽燦然。(意味不明)そのコンビで今度は、SPARKの”The Year of the Dragon”をリリースするってんですから。かつて、鼻血ドラゴンなんていう、最高の賛辞を贈られた演奏も存在したこの作品。もしかしたら、このライヴ盤でも、そんな仕上がりになってるかもしれない。だったらそいつを確かめなくちゃと思い購入したんです。
うーむ、でもしかし。前出”嗚呼!”のように儂にインパクト!!!を与えてくれるほどの出来ではありませんでした。毎度おなじみな結末ですけどね。ライヴってのが逆効果で、安全運転になっちゃったのかな???決して悪くはない演奏でしたけど、1楽章と3楽章はもっと・ずっと・うんと追い込んでくれるんだとばかり思いこんでただけに、ちょっと肩透かしを食らったカンジです。
それから、指揮が大井剛史に変わったJAGERの”Symphony for Band”の全曲録音。第3楽章の終わりまではなかなか見事な演奏でしたが、その後のほんのちょっとしたコトで、実に惜しい演奏になってしまった気がします。それは、第4楽章のどアタマの、テナードラムもしくはスネアを緩めたスネアドラムの音色。コレはいくらなんでもイモ過ぎませんか???せっかく、ココまで積み上げてきたすべてが、一瞬で失われる瞬間を聴かされるコトになるとはね。センスがないのか、チューニングをミスったのかはよくわからないけど、配慮が足りないという印象が残りました。ライヴならではの粗さはあるとはいえ、かつての市音の録音がちょっと古臭く感じてしまう現在において、もう少しのところで新たなスタンダードな演奏になりきれなかったカンジ。残念なコトしたと思います。
結局、1枚全部遠しで聴いた結果、一番古参でらっしゃる秋山和慶の棒がいかに優れているのかを、あらためて認識したのでありました。さすがというか、やっぱりというか。
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