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2021年01月28日13:19

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ギリギリ日記28「39を超えるもの」

■去りゆく英大使、連投中の39(thank you)「日本」ツイートが話題 城郭・漢字…込めた思いは
(ウィズニュース - 01月28日 07:10)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=220&from=diary&id=6392225

「日本のすばらしいところや日本に対する私の思いなどについて『日本の39(thank you)』というタイトルで39回のツイートをお届けします」
「39回じゃ足りないでしょ?」
「もちろんです、帰国後は『日本に4649(よろしく)』というタイトルで4649回のツイートに挑戦しようと思ってます」
「ほんとに日本の魅力って4000以上ありますかね?」
「もしなかったら『日本は1192(いい国)』ってタイトルに変更しますよ」

エルビス・コステロの自伝が出たようだ
5400円もするらしいからとても手が出ない
若い頃には金もないくせにディランの詩集やジャニスの伝記や画集などを買っていた
その日の晩飯代がなくてもそんな出費は苦にならなかった
若いうちはたとえ一食抜いたところで命がなくなるわけでもない
青春というのは無計画や無節操を許してくれるよくできた時代だった
年寄りにそんなことは許されない
立派な書物を買うより粗末な惣菜を買うことが貧乏老人の一択である
テレビで放映された彼の「自伝的ドキュメンタリー」番組は観たことがあるから
それで充分満足したということにしよう

因果応報説で集中攻撃を浴びせて早めの中止に追い込めば良いと思うのに
今度は「日本人観客」だけの開催を目論んでいるという五輪ニュース
中止になって仕事を失う下層労働者のケアさえしっかりしてあげれば
悪企みに加担した上級国民や有力スポンサーには「動機が悪ければ結果も悪い」というお灸を据えるくらいでちょうどよいのではないか
五輪組織委員会はひょっとしたら「ハードルは高ければ高いほどくぐりやすい」という名言を知らない
このままどんどんハードルを下げれば下げるほどそのハードルはくぐり抜けるのが難しくなるのは目に見えている

100分de名著の「資本論」の4回がやっと終わった
学者らしくない、しれっとした斎藤幸平さんの語り口がよかった
2年ほど前にマルクス・ガブリエルの哲学を紹介した彼の本を読んで面白かったので
彼の新著「人新世の資本論」(すごく売れてるようだ)も買ってあるがこちらは未読
とりあえず本家の資本論のテレビ勉強を先にやってみた
一回目が商品、2回目が労働(過労死)、3回目がブルシット・ジョブ、最終回がコモンの拡大という構成だった
いくらイノベーションが進んでも暮らしは良くならない、いくら物が増えても幸せにはなれないという末期資本主義世代の苦悩や苛立ちについての処方箋が軽やかに語られる
果たしてそんなにうまくいくかどうかはわからないが一条の光さえ見えない世界よりはずっとマシ

大寒を跨ぎ読み継ぐ「資本論」  一象


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