■米野球殿堂は8年ぶり選出なし 得票率上位3人は来年がラストチャンス
(ベースボールキング - 01月27日 10:03)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=212&from=diary&id=6391088
今日（日本時間27日、現地時間26日）、米国の野球殿堂がBBWAA（全米野球記者協会）所属の記者による2021年度の野球殿堂（Hall Of Fame）入り選考のための投票（MLBで10年以上プレーした選手のうち、引退後5年以上が経過した選手を対象）結果が発表され、殿堂入りに必要な得票率75%をクリアした候補者がおらず、2年目以降の候補者（落選となっても、得票率が5%以上75%未満なら9年目までは次の年の選考に持ち越しとなる。つまり、10年目が「ラストチャンス」となる）の中で「選出者なし」に終わった、ですか。例年、この時期に発表があり、MLBファンとしてはこの時期の楽しみの一つですが、今年は昨年までとは異なり選出対象1年目の候補者に目ぼしい人がおらず、前回の投票で70.0%の得票率を得て次点となったCurt Schilling（今年が9年目）が選ばれるのかどうかが実質的な注目ポイントでしたが、最多得票だったとは言え得票率71.1%にとどまり、"全員落選"の結果となったとか（ご参考：
https://www.mlb.com/news/hall-of-fame-election-results-2021）。
例年なら、前年に70％取った候補者だと翌年の選考では"有力候補者"とされるのですが、Curt Schillingが、先日発生した連邦議会の議事堂襲撃事件を擁護するコメントを出したことが物議を醸したとのことで、票数にしてボーダーラインまであと16票で"涙を飲んだ"恰好だとか。中には、投票した記者がその投票の撤回を求める動きもあったとも報じられたようですが、個人的には、あくまでそのスポーツにスポーツの功労者を讃える表彰に"政治"が口を挟むような結果になってしまったとなれば、残念な結果となったと感じますね。
ところで、記事では「2013年以来8年ぶり」と言う書き方をしていますが、野球殿堂（Hall Of Fame）入りはBBWAAによる投票の他、ベテランズ委員会（Veterans Committee）による選出があり、現役を引退してから20年以内（資格を取得してから15年以内）にBBWAAによる選出から漏れた選手の他、発展貢献者・監督・審判員、ニグロリーグ関係者などを対象に殿堂入り審査、選出を行うのですが、今回はベテランズ委員会からの選出はなく、選出者が全く出なかったのは1960年以来61年ぶりだそうです。
で、来年に1年目となる選出対象者にはAlex Rodriguez、David Ortizと言った人がいますが、どのような結果となりますやら、ですね……。
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