2021年1月22日(金)
JR東日本は、国鉄時代から続く185系・夜間快速「ムーンライトながら号」の運転を終了すると発表した。駅員や運転手、保守点検作業員の負担軽減を目指し、鉄道業界は大きく変わろうとしている。今回、私自身が同列車に乗って最後に訪れた2016年1月2日の滋賀県琵琶湖畔の野鳥撮影について振り返る。是非外部リンクと共にご覧になっていただきたい。
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鉄道業界について書いた日記 2020年12月22日付 第2章にて保守点検作業員について触れている 12/21(月) コロナ情報 年末の年越しライブが相次いで中止 集団免疫の獲得を目指すスウェーデン 12月の紅葉と夜景 東京都多摩地区
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1977873998&owner_id=32437106
見本の写真
左 コハクチョウとマガモのペア
中 ムーンライトながら号 2015年8月2日大垣駅にて
右 琵琶湖半長浜市河家にある湖北野鳥センター内の展示品
ムーンライトながら号は、2009年春から2020年春まで、JR線一日乗り放題の青春18切符の使用期間に限り、臨時快速として、日付を跨ぎ、東京駅と岐阜県大垣駅間を往復していた。
下り列車は、23時10分に東京駅を発車する。途中、横浜駅、小田原駅、熱海駅、沼津駅、静岡駅、浜松駅、名古屋駅、岐阜駅に停車し、午前5時54分に終点大垣駅に到着する。
2020年の夏季と冬季は、新型ウィルスの感染拡大に伴う人の動きを制限するべく、運転を取りやめた。
JR東日本は、2021年春のダイヤ改正を前に、車輌の老朽化に伴い、夜間快速ムーンライトながら号の廃止を決定した。代わりの列車を運行する予定はなく、旧国鉄の大垣夜行列車時代から52年以上続いた歴史に幕を下した。
JR東日本185系、夜行列車の快速「ムーンライトながら」運転を終了
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=95&from=diary&id=6385977
写真=2015年8月2日(日)JR大垣駅で撮影
ムーンライトながら号は、520円で販売される指定券を手に入れることができれば、青春18切符1回分(2410円相当)で、首都圏から関西地方まで行き来できる。
私は2013年の夏季シーズンから2015−2016冬季シーズンまで、計6回も利用した。
使用方法はいつも決まっている。私鉄の小田急・小田原線にて、夜間快速の停車駅のひとつである小田原まで向かう。JRの改札口で、駅員に青春18切符のスタンプを押してもらい、中に通してもらう。午前0時35分に、東京駅を23時10分に発車したムーンライトながら号に乗る。列車内で仮眠をとって、体を休めると、朝いちから愛知県、岐阜県、滋賀県など、東海・関西地方を旅行する。夕方、帰りの列車に乗り、日付が変わる前に、東京の自宅まで戻った。
なお青春18切符は、あくまで在来線の普通列車や新快速、または快速列車のみ有効である。途中在来線特急列車に乗ると、別途特急券を用意しても、無効になる。検札にきた車掌に乗車区間の普通料金を払わなければならない。もちろん新幹線の普通乗車券としても適応外である。
また青春18切符を使って快速の利用方法も実に複雑である。少しでも交通費を安く上げるには、事前に計画を立てることが必要だ。東京駅、または横浜駅から、下りのムーンライトながら号に乗る際、日付が変わった後の最初の停車駅小田原までの料金が別途かかる。鉄道マニア向けのサイトによると、ムーンライトながら号より先に在来線にて、大磯駅まで行くことをおすすめしている。大磯駅にて、日付が変わったタイミングを見計らい、駅員に青春18切符のスタンプを押してもらう。プラットホームに下りて、終電熱海行きに乗り、途中の小田原駅にて、ムーンライトながら号を待ち構える方法である。東京駅から小田原駅の普通料金は1510円、対して大磯駅までの料金は1170円で済む。乗換えがあるとはいえ、340円お得だ。
参考リンク 青春18切符研究所
https://seisyun.tabiris.com/urawaza01.html
今回私自身が、2016年1月2日(土)にムーンライトながら号に乗り、首都東京から滋賀県まで、24時間以内に往復した旅を振り返る。日中は、琵琶湖畔の滋賀県長浜市河毛にある湖北野鳥センターを訪れ、オオハクチョウやヒシクイ、メスのオオワシを撮影した。
外部リンク 湖北野鳥センター
http://www.biwa.ne.jp/~nio/
朝8時にJR北陸本線河毛駅前のレンタルサイクルを利用し、地図を確認しながら、琵琶湖畔の標高343mの山本山の麓へと向かった。
外部リンク 河毛駅コミュニティーハウス
http://chachahime.net/station
2015−2016シーズン、18年連続1羽の雌のオオワシが現地で越冬している。地元の人々は、飛来場所にちなみ、山本山のおばあちゃんと呼ぶ。
朝から望遠レンズを構えたバードウォッチャーが、高い木の上にいる山本山のおばあちゃんを撮影している。
私は、肉眼では探すことができず、親切な地元の人にカメラを預けて、撮影してもらった。
背景に同化している分、コンデジのモニターで探しても全くわからない。観察難易度は、きわめて高かった。山本山から田んぼの中の一本道を自転車で数分走ると、琵琶湖に入る。
湖沿いの幹線道路を跨ぎ、双眼鏡代わりになるコンデジのレンズを向けると、冬ガモに混じって、コハクチョウやヒシクイの姿があった。距離が遠いとはいえ、全身をとらえることができた。
コハクチョウのペア
ヒシクイ
午前9時には、湖畔沿いの湖北野鳥センターの館内に入り、職員と野鳥について語りあった。夏間には、カンムリカイツブリが繁殖する。首都圏では冬鳥だが、ここ琵琶湖畔では夏間にも観察される。水を張った田んぼには、タゲリやタシギが頻繁に観察される。時折猛禽類のクマタカガ上空を舞い、田んぼに潜む水鳥を狙っているという。季節を通して、鳥見ができる貴重なスポットだった。
午後1時前、帰り際に山本山のおばあちゃんが飛び立ったとの情報が館内に入った。山の麓で待ち構えていたバードウォッチャーも動き出す。職員から、「少し離れた船着場に向かってください、漁をする可能性があります」と教えてくれた。
別れの挨拶もそここそに、早速船着場へと向かった。コンデジのスーパーズームで、トビとの2ショットをとらえた。
山本山のおばあちゃんは、2020−2021シーズンまで23年連続飛来が確認された。日本最西端のオオワシの越冬地として、バードウォッチャーからも注目されている。
詳細 毎日新聞 2020年11月23日付
https://mainichi.jp/articles/20201123/k00/00m/040/162000c
お正月に、ムーンライトながら号を利用することにより、ホテル代や特急料金などの出費をかけず、交通費4000円未満で、地元多摩地域から琵琶湖まで往復することができた。
あれから5年、私自身東海地方では静岡県三島市より西側を越えたことはない。すっかり遠出をしなくなった今、懐かしい思い出として残っている。
コロナの影響により、ムーンライトながら号はラストランをすることなく、別れを告げた。節約旅行の手段を失った今、改めて旅の計画の練り直しが求められる。
鉄道利用客が減少した今、JR各線は、経営の見直しを迫られている。
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