https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210116/k10012818441000.html
絵本や挿絵の画家として知られ「国際アンデルセン賞」を受賞するなど海外でも高い評価を受けている安野光雅さんが先月、肝硬変のため亡くなりました。94歳でした。
安野さんは、大正15年、島根県津和野町で生まれ、東京で小学校の美術の教員をしながら本の装丁などを手がけたあと、オランダの画家、エッシャーの絵に影響を受け、昭和43年に絵本、「ふしぎなえ」を発表して絵本作家としてデビューしました。
いわゆる「だまし絵」などのテクニックを駆使した独創的な絵本や司馬遼太郎の歴史紀行、「街道をゆく」の挿絵など淡い色づかいとやさしい雰囲気の作品を数多く発表してきました。
海外でも高く評価され、昭和59年には「絵本のノーベル賞」とも呼ばれる「国際アンデルセン賞」を受賞しています。
平成13年にはふるさとの津和野町に安野さんの作品を集めた美術館が建設され、幅広い年代の人たちに親しまれてきました。
平成24年には文化功労者に選ばれています。
安野さんは、自身の誕生日で美術館の開館記念日でもある3月20日に美術館を訪れるなどして、ファンとの交流を続けてきました。
デビュー作、「ふしぎなえ」の版元である福音館書店によりますと、安野さんは来月にも新しい絵本の発売を予定していて、新刊の完成に向けて去年の秋ごろまで仕事を続けていたということです。
大好きな画家さんの一人
特にだまし絵のシリーズが良かった
合掌
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