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2021年01月13日23:55

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TV局は本当に自粛警察を恐れているのか?

■ロケ激減のエンタメ業界「自粛警察」恐れる裏事情も
(日刊スポーツ - 2021年01月13日 07:30)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=8&from=diary&id=6374873

 TV局が「自粛警察」からの批判を受けることを恐れてるって話だけれども、本当だろうか? 「ロケが激減してる」って、いったいどこの局? 私の見ている範囲内ではあるけれども、バラエティ番組など、相変わらず各地の食べ歩き的なコーナーをよく見かけるんだけど。
 芸人さんたちが温泉旅館や地方店舗自慢の料理に舌鼓を打っている風景には、少しも「自粛」している様子が見えない。むしろみんなで会食しましょうと煽っているんじゃないかと思えるほどである。

 その際、あの防疫効果は殆どないと言われているフェイスシールド、マウスシールドを着けて、大声で喋っているタレントさんもよく見かける。TVスタッフも、あれで飛沫の拡散を防げていると本気で思っているのだろうか?
 Twitterでも、フェイスシールドは止めて普通に不織布マスクをしろという声が何度も上がっている。そうした情報を、タレントさんたちもTV局のスタッフも、知らないはずがない(だいたい、フェイスシールドに防疫効果がないことをコンピュータのシミュレーションで証明して示しているのもTV局を初めとするメディアだ)。
 ではなぜ、マスクではなく、フェイスシールドに拘る番組が多いのか? やはりタレントさんたちの顔を見せないわけにはいかないという判断なのだろうか? それも一応の理由としてありはするのだろう。けれども、これまでのTVメディアの「やり口」を見てきた上で判断するなら、どうもそれだけではないんじゃないかって気がしてならない。
 はっきり言えば、「自粛警察込みで話題になること」――視聴率獲得のためには、少しぐらい物議を醸した方がいい、いや、いっそのことキャストから感染者が続出して、ニュースになってくれた方がいい、そう考えているんじゃないか。
 そんな外道な、と思われる方もいらっしゃるかもしれないが、外道なのがTV局のデフォルトだってのは、これまでにも散々見せられて来てるよね? 被災者への遠慮無しの取材とかさ。

 実際、フェイスシールドをしていたにも関わらず、コロナに感染してしまったタレントさんもポツポツ現れている。
 南海キャンディーズのしずちゃんの感染には私もびっくりしたが、彼女が感染直前に撮ったインスタ写真では、マウスシールドはしていたものの、共演者と顔を密着させて写っており、感染リスクに対する「自覚のなさ」が如実に表れていた。周囲のスタッフがあれを看過していたのであれば、そりゃあ内心「こいつ、感染しないかな」と期待していたんじゃないかと疑われても仕方がないと思う。
 本気で感染対策を考えているなら、またメディアとしての責任を感じているなら、たとえ顔が隠れようと、キャストにはマスクを着けさせなければ、「みんなで自粛を」なんてスローガンを掲げられるものではないだろう。連日、コロナの恐怖を煽っていながら、一番事態を甘く見積もっているのはTV局を初めとするメディアなのではないのか。

 困っちゃうのは、そうしたメディアの放送姿勢に影響されて、こちらまで「次に感染するタレントは誰か」って視点で番組を見てしまいそうになることである。フェイスシールドの危険性を指摘するより、それを着けて馬鹿笑いしているタレントに対して腹が立って、感染してしまえと悪態をつきそうになるのだ。
 緊急事態宣言が出されても、成人式の「密」な風景や、昼間の繁華街での混雑が報道されているのは、この中から感染者が出て欲しいという気持ちをメディアが煽っているからである。それに視聴者もまんまと乗せられてしまっているのだ。
 実際、ネットでは、こうした「意識の低い」人々を悪し様に罵るコメントが、もう繰り返し炎上を引き起こしている。悪意が悪意を呼んで、感染の拡大を待ち望む風潮を作り出してしまっているのだ。

 メディアが本当に「自粛警察」を恐れているのなら、「密」をニュースにしまくるような報道姿勢を取るはずがない。こんなくだらないプロパガンダに乗せられて、自粛警察に成り果てて誰かを非難するのが日常化してしまっては、憎しみの連鎖を拡大させるだけではないか。
 食べ歩きのロケに腹を立てるのも、休日の混雑に腹を立てるのも止めよう。感染は結局、ワクチンが普及しなければ収まるものではないのだ。自粛警察が増えて喜ぶのは、差別が大好きな下劣な連中と、視聴率第一主義のTV局だけである。
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