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2021年01月03日19:30

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第97回東京箱根間往復大学駅伝競走「復路」

No.0780
寒さが厳しい早朝の芦ノ湖。静寂の箱根の山から波乱の後半戦が幕を開ける。
往路優勝した創価大がこのまま逃げ切るのか、それとも常勝軍団に秘策はあるのか。

山下りの6区、創価大が芦ノ湖をスタート。
次々とライバル勢が時差スタートを切り、気温−2度の中レースは始まった。
創価大の濱野選手が入りの1kmを2分50秒で通過するが、
その後方で、駒澤大の花崎選手が2位に浮上!!
東洋大の九嶋選手はすぐ後方につく。
5km目前にして、東海大の川上選手が4位浮上!!
6.6km地点で花崎選手が九嶋選手に差を付け、
一気にトップの濱野選手との差も詰めていく。
何とか創価大はトップを守り、2位の駒澤大との差は1分8秒で襷リレー!!

7区、1km目前で東洋大の西山選手が東海大の本間選手を捕え、差を詰めていく。
5km地点で、創価大の原富選手と2位の駒澤大の花尾選手との差が54秒差に縮まる。
一方、3位4位争いの西山選手と本間選手、
本間選手が西山選手を9.2km地点で引き離しにかかる!!
その後方では、青山学院大の近藤選手が7位に浮上!!
(ここから青山学院大の本領が発揮される事に!!)
原富選手は花尾選手との差を徐々に広げていき、
創価大は駒澤大を引き離しにかかる!!
ここで大八木監督(駒澤大)が、花尾選手にきつめの檄を飛ばしていた。
創価大はトップを死守し、襷リレー!! 駒澤大は2位に続く。
(当たり前やけど、フリーザ様居らんかった……。)

レースは8区に突入し、
青山学院大の岩見選手が順天堂大、東京国際大を捕え5位浮上!!
6.9kmの湘南エリアで、創価大の永井選手と駒澤大の佃選手との差は1分34秒。
15.6km過ぎで、佃選手はトップを行く永井選手との差を10秒縮め、
襷リレー時には、更にその差を5秒縮めた。
後方では、区間賞歴代2位を記録した明治大の大保選手で、記録は1時間3分59秒!!

復路のエース区間である9区、
ここで駒澤大は大八木監督イチオシの山野選手を起用!!
対する創価大は、往路で大活躍した嶋津選手と並ぶ実力者の石津選手が走る!!
石津選手の快走は凄まじく、山野選手との差をどんどん広げていき、
20km過ぎの地点では、山野選手との差を2分49秒にまで広げた!!
(9区への襷リレー時には、1位と2位との差は1分29秒。)
区間新ペースで走る石津選手の快走に、山野選手は差を詰められず。
トップでアンカーへ襷リレーをした石津選手、
残念ながら篠藤選手(2008年)区間新には僅かに届かなったが、
圧巻の走りで競技人生を終えた。
ただ、この区間の7km手前で青山学院大の飯田選手が速過ぎて、
東海大の長田選手は5位へと後退。

勝負が決まるアンカー区間の10区!!
6km手前で、創価大の小野田選手と駒澤大の石川選手との差が徐々に詰まっていく。
16.5km地点でついに小野田選手は脱水症状なのか、苦しそうな表情を見せる。
石川選手の猛追は続き、
20.9km地点でついに石川選手が小野田選手を捕え一気に加速!!
小野田選手は完全にペースを上げる事が出来なくなり、
石川選手はスパートをかける!!
襷リレー時、創価大との差は3分19秒もあったが、
見事に3分以上もの差をひっくり返しての優勝を決めた駒澤大!!!!!
実に13年振り7度目の総合優勝を果たした!!!!!
2位に入った創価大は、出場4度目にして最高順位での結果となった。
一方で、往路で奮わなかった前回王者の青山学院大は4位と健闘!!
もう一校応援していた東海大は、総合5位とまあ……………………よくやった方かな。

それでも駒澤大の優勝はかなりどころか、
幸先の良いスタートに相応しいものになったし、
昨年の全日本と今回の箱根を制覇しているのだから、
従来の平成常勝の駒澤が帰って来た瞬間であった!!!!!
一方で、創価大は優勝こそ逃したものの、
来年以降、ライバル勢にマークされる存在に。
(実際、大八木監督はアンカーの襷リレー時に、
創価に勝てる確信は無かったみたいだ。)

第97回箱根駅伝【最終結果】

優勝 駒澤大 10:56:04
2位 創価大 10:56:56
3位 東洋大 11:00:56
4位 青山学院大 11:01:16
5位 東海大 11:02:44
6位 早稲田大 11:03:59
7位 順天堂大 11:04:03
8位 帝京大 11:04:08
9位 國學院大 11:04:22
10位 東京国際大 11:05:49
======【シード圏内】======
11位 明治大 11:06:15
12位 中央大 11:07:56
13位 神奈川大 11:08:55
14位 日本体育大 11:10:24
15位 拓殖大 11:10:47
16位 城西大 11:11:20
17位 法政大 11:13:30
18位 国士舘大 11:14:07
19位 山梨学院大 11:17:36
20位 (参考記録) 関東学生連合 11:18:10
21位 専修大 11:28:26

【総評】
誰もが創価大の番狂わせを予想しなかったと思います。
嶋津選手だけではない事を証明した瞬間でもありましたし、
昨年シード圏内ギリギリの駒澤大は、本当によくやってくれたと思います!!!!!

創価大がシード圏内に入った昨年の時点で、
今年は何かやらかすとは思っていましたが、
まさかあれだけの本命視されているライバル勢を抑えての2位は見事!!
前回王者の青山学院大は今回4位と、往路のあの状況からよく挽回したと思います。
(青山学院大、復路優勝も見事!!)
東海大、往路は順調な出だしだっただけに、復路でブレーキがかかり失速とは……。

そして、このご時世ですので、
優勝した駒澤大は例年のように校歌も胴上げも無く、
何だか給水係のチームメイトのみが迎えに行く光景は、
少し寂しいものがありました。
駒澤大の優勝、本当におめでとうございます!!!!!

それでは今回も大会関係者、出場選手の皆様、
自宅での熱い応援をして下さったファンの皆様、
選手を支えて下さった方々、 そして、

この私の観戦記に最後までお付き合い下さった常連様

本当に有難うございました!!
これで正月恒例の駅伝観戦記は終了とします。
明日から今年一発目の通常日記の再開とします。

2021/01/03 MARL
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