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2021年01月01日23:03

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みちのく一人旅 ストーブ列車の旅

先日来の寒波の影響で、五能線を走るリゾート列車である「リゾートしらかみ」は終日運休。
五能線自体も、9時以降は東能代から鰺ヶ沢の間運休になると云う。
今回の目的の第一は、今年引退する五能線のキハ40と「リゾートしらかみ」
その二つが無くなってしまい、一体 何の為に秋田まで来たのか。
そして、今日の宿は弘前だから、大幅な予定の変更もし辛い。
私は、昔から「ここぞ」と云うポイントで極めて運が悪い。
昨年の明智鉄道も、仕事等で何度も予定変更を余儀なくされて、それまでずっと天気良かったのに、旅行当日だけ雨。
先
そんな経験は枚挙に暇が無い。
五能線と「リゾートしらかみ」はこの夏位にリベンジしようと思っているが、どうせピンポイントで台風が直撃するんだろうなと思っている。
全く、正月早々から運の無い。

7時過ぎにチェックアウトして、秋田駅へと向かう。
雪は大した事は無く、風も弱い。
駅構内の売店で、駅弁で呑み鉄とでも思ったが、そんな気にもならない。
お土産コーナーで宮内省御用達、八代目稲庭饂飩 佐藤養助商店の稲庭うどんだけ購入する。
何だか、左翼が発狂しそうな菓子も売っていた。
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7時28分発の弘前行きに乗車。
701系の4輛編成。
車内は空いている。
追分の手前で、男鹿線からのキハ40とすれ違う。
元々の予定では、「リゾートしらかみ」乗車前に男鹿線を往復するつもりだった。
何か、疲れもたまっているんだろうが、気力も何もかもが無くなってしまっている。
大久保で、秋田方面の列車待ち合わせ。
多少の遅れが出る。
井川さくらとか云う、演歌歌手みたいな駅を過ぎると八郎潟。
とは云え、住宅が建ち並んで八郎潟の水路は全く見えない。
鯉川が近付くにつれ家が減り、遠くにそれらしい物が確認出来た。
雪は全く降っておらず、列車が通過する時の風圧で、積もった雪が舞い、列車を包み込んでいる。
段々と山深くなって来た。
北金岡で、五能線からのキハ40と交換。
そして、五能線との分岐駅である東能代に到着。

東能代からは米代川に沿って内陸に入って行く。

大館に到着の際、花輪線の運休のアナウンスが入る。
明日、乗車する予定を立てていたのだが。
またもう一つテンションが下がった。
大館は30年前の北海道遠征からの帰りに寄った。
比内地鶏の駅弁を買って車内で食べたが、50系客車の普通列車で、もうこんな経験は出来ないだろう。
大館を出ると矢立峠に挑む。
ランバ・ラルの父親みたいな駅名の陣場を過ぎると矢立トンネルに入る。
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トンネルを抜けると、いよいよ青森県。

10時2分、弘前に到着。
次の列車は10時23分の深浦行きだが、大雪と強風の影響で五能線の東能代と鰺ヶ沢が運休になっているから、この列車も本日は鰺ヶ沢行きになると案内していた。
前に来た時には駅弁があったのだが、今日は見当たらなかった。
仕方がないのでパンか何かと思っていたが、今の私に相応しいパンがあった。
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10時23分、深浦行き改め鰺ヶ沢行きが発車。
車輛はキハ48の2輛編成。
重苦しいエンジン音、極めて低い加速性能。
これぞまさしく国鉄形気動車。
川部で、五能線に入るが、青森方面からの列車が遅れている。
接続を待ってから発車したから、5分程遅れた。

五能線の、この辺りは林檎の産地。
だから、林檎畑の中を列車は進む。
そして、積もった雪が舞い上がり、車窓を真っ白な世界にして仕舞った。
この、幻想的な車窓にピンク・フロイドの楽曲が、完全に溶け込んでいる。
津軽富士たる岩木山も隠れて仕舞っている。
五所川原に到着。
かなりの下車がある。
私も下車する。
暫く、構内でキハ48を撮影。
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ホームの奥の番線に、津軽五所川原の乗り場が見え、オハ46客車が停車しているのが見えた。
下車して津軽五所川原駅へと向かう。
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小さな駅の待合室は、かなり乗客が待っていた。
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津軽中里までの乗車券と、「ストーブ列車」の切符を購入、暫し待つ。
嬉しい事に、昔ながらの硬券であった。
売店にストーブ列車用の日本酒と、スルメを売っていたので購入した。
11時35分位に改札をする。
駅の一番奥にある津軽鉄道乗り場まで跨線橋を歩く。
ホームに降り立つと、目の前に旧形客車のオハ46が停車している。
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結構な人がいたが、1グループ1ボックスに落ち着いたから、一人でボックスシートを占拠出来た。
11時50分、津軽鉄道津軽中里行き「ストーブ列車」が発車。
客車独特の軽いショックが背中から伝わる。
この雰囲気、流石は客車列車だ。
客車に乗るなど、2014年の寝台特急「北斗星」以来だ。
これが普通・快速列車の客車だと1998年に乗車した快速「海峡」以来となる。
旧形客車に至っては、1990年に飯田線で「トロッコファミリー号」以来になる。
外は風と雪が凄いらしく、ちらちらと、窓の隙間から雪ぎ舞い散る。

車内販売のワゴンが回って来て、酒やらスルメやらを売っている。
購入したスルメを、ストーブで焼いてもらう。
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スルメと日本酒。
至福の一時。
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しかし、飲んでる時に気がついたのだが。
六花酒造って…
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この酒、邪王真眼かexclamation & question
私は進行方向左側に座っていたから良かったが、反対の座席は窓に雪がへばり着き、大変な事になっていた。
要所要所で、女性の車掌が観光案内をしてくれる。
嘉瀬の手前ではSMAPの香取慎吾が企画でイラストを描いた車輛が停車していると案内があった。
皆、一様にそちらを見る。
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また、吉幾三の出身もこの沿線らしく、体一つで上京した事、ブレイクして金木駅前でコンサートした事など、色々話をしてくれた。
その、金木で大量に下車。
矢張り太宰治の出身地は人気が高い。
車内は閑散として、如何にもローカル線の雰囲気。
しかもこれが旧形客車だからたまらない。
線路規格も低く古い旧形客車だから、実によく揺れる。
それが実に良い。
矢張り来て、乗って良かった。
12時35分、津軽中里に到着。
駅構内のぬいぐるみが可愛い。
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他にも予約注文の駅弁の案内もあった。
ちょっと食べて見たかった。

次の津軽五所川原行きは13時37分。
一時間あるから町を散策しつつ、オハ46を撮影する。
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しかし、余りの寒さに駅に戻った。
気温はマイナス8度、耐えられる寒さでは無い。
次の列車も、ストーブ列車に乗るので切符を買う。
寄付金付きのストーブ列車券があったから、そちらを購入。
あと、丑年の干支入場券があったから購入した。
「丑年ので宜しいですか?」と聞かれたから、「去年のもあるのですか?」と聞いたら鼠年の入場券も出て来た。
13時35分頃、津軽五所川原行きの改札をする。
改札口の一番前にいたから、オハ46のドアを、自分で開けた。
旧形客車のドアを自分で開けるなんて、小学生の頃に北陸本線の普通列車で開けて、それ以来の出来事だ。
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今度はストーブの真ん前の座席に座った。
津軽五所川原行きは閑散としていたので、冷えきった爪先をストーブで暖める。
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また、客車独特の軽いショック受けて発車。
車掌から「蒸気機関車からディーゼル機関車に変わった時に暖房が使えなくなるからストーブを設置した」と教えて貰う。
確かに、旧形客車は基本、蒸気暖房で電気機関車などに変わっても機関車に蒸気発生装置が着いていた。
車内販売のワゴンが来たから、ストーブ列車に因んだ石炭クッキーを購入。
のんびりと車内で過ごし、14時22分、津軽五所川原に到着。
あっと云う間の45分だった。
名残惜しいが、次の弘前行きは14時33分。
余り時間は無い。
JRのホームで待つ。
鰺ヶ沢行きのキハ48が停車していたから、撮影しつつ待つ。
しかし、列車が来る気配が無い。
そうこうしているうちに、津軽鉄道の駅員さんが来て、JRのダイヤがかなり乱れているので、津軽鉄道の改札から一度外に出て、JRの待合室に行かれては、とわざわざ云ってくれた。
それでJRの待合室へ。
駅員に聞いたら30分の遅れが出ているとの事。
仕方がないので、津軽五所川原の駅で入場券を買ったりして待つ。
ここでも、昨年の干支入場券を売っていた。
改札をして、鰺ヶ沢行きの列車で弘前行きを待つ。
15時3分頃に到着。
吹雪いている中、迫り来るキハ48の撮影も出来た。
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どうやら13時頃、鰺ヶ沢-五所川原で強風の為運転見合せていたようだ。
30分程度の遅れで済むなら、幸運と云わねばならない。
途中、林崎で線路内異常信号で停車したり、川部で青森行きが遅れていたりとトラブルは続いたが、無事に弘前に着いた。
桜ミクが出迎えてくれた。
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一度、今日の宿である東横イン弘前駅前の315号室にチェックイン。
荷物を置いて再び弘前駅へ。
折角なので、弘南鉄道を乗り鉄する。
先ずは弘前から出ている弘南線。
一日乗車券を買い、16時25分の黒石行きに乗車。
車輛は7000系の2輛編成。
元は東急の車輛だ。
途中の新里には、蒸気機関車が展示していた。
館田で弘前行きと交換。
弘前の郊外を走る。
しかし、時間が時間なので、津軽尾上で日が暮れて仕舞った。
時間は16時50分、流石に日が落ちるのが早い。
そうして、黒石に到着。
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かつては黒石から可愛いまで黒石線が出ていたのだが、1998年に廃止になっている。

次の弘前行きは17時25分。
少し時間がある。
駅前にお洒落なケーキ屋さんがあったが、残念ながら店を閉めた所だった。
正月に開いているのが不思議な位だった。
寒いので、駅前待合室のストーブに当たりながら待つ。
平賀ひろこのポスターが役務室に貼られていた。
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17時25分の弘前行きに乗車する。
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弘前に戻り、次は大鰐線に乗る。
大鰐線の始発は弘前の中心に近い中央弘前。
弘前からは2キロ近い距離だ。
しかし、この吹雪の中、案内知らずに土地を歩くのは自殺行為だ。
なので、タクシーで向かう。
10分程度で中央弘前に到着。
如何にも、と云った雰囲気の、レトロな駅舎。
構内も昭和を感じる。
この辺りの再開発が中止となり、奇跡的に残った貴重な駅舎である。
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こんな駅舎を、遠い昔に北海道などのローカル線で見た記憶がある。
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中央弘前には、平賀ひろこのポップがあった。
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寒いし空腹を覚えたから、缶のスープを飲む。
18時30分の大鰐行きに乗車。
此方も元東急、7000系の2輛編成だ。
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弘前の市内を抜け、JRの奥羽本線にそっと走る。
ただし駅の数は頗る多い。
終点の大鰐には19時4分の到着。
地方のローカル私鉄によくある、JRの駅に間借りした様な駅舎だ。
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JRの駅名は大鰐温泉。
次の列車は19時40分だったが、大館を17分遅れて発車したとの案内が入る。
結局、19時56分に到着した。
車輛は701系。
弘前にも20分遅れで到着。
何と、五能線の「さよならキハ40・48」のマーク付きキハ48が停車していた。
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発車するまで撮り鉄をする。
夜の晩餐は、今話題の「お母さん食堂」
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グルジア料理のシュクメルリがあるのは嬉しいが、ジョージアではない、グルジアだ。
明日の予定は全く未定。
宿が仙台だから、そこを目指すのみだ。
明日の朝日の運行状況を見て、どの路線に乗るか決めよう。
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