日本社会の病理

■千葉・流山の住宅で女性2人死亡　長男「母と姉刺した」
(朝日新聞デジタル - 01月01日 07:38)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=6363368



みなさんは愕然としないだろうか？
国内で起きる殺人事件の半数以上が、家庭内、親族間であるという事実に！
海外ではこんなことはあり得ないのだ。
　
普通の人間なら、
これだけで「日本はどこか病んでいる」と感じるに充分ではないだろうか？
　
森羅万象、物事の結果には例外なしに原因が存在している。
異常としか言いようのないこの数字にも、確とした原因があるのだ。
そして面妖なことに、識者も政府もマスコミも、敢えてそれを指摘しない。
　
その最大の原因は、
「日本には、社会にも家庭にも『逃げ場』がない」という現実なのだ。
「他人様に迷惑をかけない」という、一見美しい日本のモラルも、
隅々まで神経症的かつ潔癖なまでに、雁字搦めにされた個人の精神のありようを
現してはいないだろうか？
　
学校での「苛め自殺」も、ほぼこの文脈で解釈できるのではないかと思う。
つまり「苛める側」も「苛められる側」も、
学校、家庭、社会という閉鎖空間で「逃げ場」がどこにもないということなのだ。