突然ですが、『歓喜の歌』を(少しだけ)歌います

Freude, schöner Götterfunken,
Tochter aus Elysium.
Wir betreten feuertrunken.
Himmlische, dein Heiligtum!

deine Zauber binden wieder,
Was die Mode streng geteilt,
Alle Menschen werden Brüder,
Wo dein sanfter Flügel weilt.

＜ねこると意訳＞
喜びよ、その美しき神々のきらめきよ
天の楽園にある神の娘よ
我らは炎のように酔いしれて
汝の元へ辿り着く

汝のその神秘なる力は
時の流れが強く切り離したものを
再びひとつに結び付け
すべての者は兄弟となる――
その優しき翼の触れるところで


特に後半の歌詞が好きです
例のウィルスの影響もあり
人々のつながりについて云々される機会が増えた昨今ではありますが

そうでなくても
きっとみんなあると思うんですよね
自分のせいだったり
相手のせいだったり
お互いではどうしようもない
まさに時の流れかまたは運命の働きによって
強く切り離された関係ってのが
その今ではもう戻らない関係について思いをはせることは
時にすごくつらいことなんだけども
同時にどこか
『もし』を夢見てしまうところもある

歌詞に出てくる『汝』というのは
おそらく神のことなんですが
願わくば神の神秘の力や見えざる手が

いえ、そんな奇跡に頼らずとも

この時代を生きる皆様が
人と人との繋がりを感じられる世界になりますように

大切な人が
見知らぬ誰かが
隣に　近くに
はたまたあの空やこの画面の向こうに
過ごしている　生きていることを
尊いと感じられる
そんな世界に向かいますように

なんだかしんみりというか
ちょっとアレな感じですが

取り急ぎ、
皆様、明けましておめでとうございます。